マスコミはオール電化の電気代が高いと騒いでいますがどうでしょう。
昔々のままのオール電化の電気代は大変ですが、今のオール電化は逆に光熱費がお得なのです。マスコミは古いタイプのオール電化を指して騒いでいるのです。

どうしてそうなるのでしょう?
昔々のオール電化は電気代が安いからとヒーターでバンバン給湯や暖房をしていたのですが、今のオール電化住宅は高効率機器を採用した結果のオール電化なのです。
夜間の電気代の上げ幅が大きいのでヒーターでお湯を沸かす『電気温水器』やヒーターで蓄熱する『蓄熱暖房機』は要注意です。特に電気温水器については早急にエコキュートへの取り換えをお勧めします。
注意して欲しいのはヒーターで給湯や暖房をしないことです。
ヒーターは熱効率が悪く給湯や部屋全体を温める暖房には向いていません。こたつ等局所的に使うのはありだと思います。

キーワードは『ヒートポンプ』です。
ヒートポンプは熱をヒーターで作るのではなく、熱を移動させるのに電気を使うだけなので高効率。
エアコンは空気中の熱を移動して冷暖房を行い、エコキュートは空気中の熱を利用しお湯を作ります。熱効率はAPF(通年エネルギー消費効率)を見ます。APFは1KWの電気での能力なので数字が多きいほうが高効率。

エコキュートのAPFは3.5でエアコンのAPFはなんと5~7です。
イメージとしてはAPFが5なら1KWの電気で5KW分の冷暖房や給湯能力というもの。エコキュートのAPFが低く見えますが貯湯タンク部分含めての効率なので立派なものです。

ここまでは電気代のお話でしたがオール電化にはそれ以外にもメリットいっぱいです。
・キッチンのIHクッキングヒーターは火力がガスより強く料理がしやすい。
 火事や着衣着火の心配がなく安全。コンロや換気扇や鍋が汚れにくく後片付けが楽。
・エコキュートではお湯張りが早い。貯湯タンクの水約400Lが災害時に使える。
 燃焼しないのでメンテナンスが不要でガス給湯器より長寿命。
・調理や空調で室内の空気を汚さない。
・ガスや灯油を家の内外に置く必要がないので火災や災害時に安心。
・電気は災害時に復旧が早い。

・エコキュートの昼間稼働でFIT後の太陽光発電活用ができる。
いろいろメリットありですね。


情報はきちんと冷静に集めて判断が必要だと思います。

 

参考

ヒートポンプとは(ヒートポンプ・蓄熱センター)

 

我が家の19年目のエコキュート

よく頑張ってくれて感謝感謝です!