トライクの灯火類 | tom's BASE

tom's BASE

2007年式FXSTBベース トライク
1978年式 ハーレーFXS1200ローライダーのオーバーホール
1987年式 ホンダ GB250 クラブマンのオーバーホール
1992年式BMW R80のカスタム
ツーリング
家具制作
ほかいろいろ・・・

2023年7月28日(金) 晴れ

 

これまでweb上で見たチョッパー製トライクのリア周りの灯火類はいずれも自分のものと同じ配置です。

しかし、この配置はトライクの保安基準には適合していないのです。

つまりこのままでは車検は通らないし、違反で捕まるかもしれません。(まあ車検担当者や警察官もどこまでトライクの保安基準を知っているかはわかりませんが)

 

そこでその保安基準に対応すべく、このトライクを車検整備され、またオリジナルトライクも制作されてるショップにトライクの保安基準について問い合わせをし、さらに自分でもいろいろ調べました。

トライクは車の免許でないと乗れないだけあって、灯火類の保安基準は自動車にならったもののようです。(以下、自分の調べた情報なのでこれで間違いないかどうかはわかりませんが。)

 

それぞれのランプによって灯光色や視認距離、取付位置等が決まっています。

灯光色、視認距離、取付位置の順に列記すると・・・

テールランプは赤色、夜間後方300m、外側から40cm以内、上縁2.1m以下、下縁0.35m以上

ブレーキランプは赤色、昼間後方100m、外側から40cm以内、上縁2.1m以下、下縁0.35m以上

後部ウインカーはオレンジ色、昼間100m、外側から40cm以内かつ両方の間隔60cm以上、上縁2.1m以下、下縁0.35m以上

そして共通して言えるのは、真後ろから見えるだけではなく進行方向に対して外側80度、内側45度の範囲でも見えないといけない・・・(技術基準の言い回しが難解)

 

またリフレクター(最初から付いていなかった)は赤色、形状は三角形以外、夜間後方150m、面積10㎠以上、取付位置外側から40cm以内、上縁0.9m以下、下縁0.25m以上で、これも両側に取付しなければなりません。

 

さらに前方から見える車幅灯が必要で、これについてはそもそも付いていませんでした。

車幅灯について細かい規定はないようですが(よくわかりませんが)、灯火色は白で両側に必要だということです。

車検整備したショップに聞いたところでは、両方のミラーに取り付ければ大丈夫でしょうということでした。

 

ちなみに車検整備したショップは車検用に変更して対応したとおっしゃってましたし、チョッパーのショップにも確認したところ、やはり車検時には車検用に作ったランプを取り付けて対応しているとのことで、その状況写真を送っていただきました。

これがまたビックリするくらいすごい取り付け方で、いかにも車検専用っていう感じでした。

そのような状態で通常走るのはとっても恥ずかしい(いや、走れないでしょう)くらいの仕様です。(苦笑)

 

現状の考察

フロントのウインカーについて

ウインカー(フロント側ですが)については上記の規定以前に最初から問題がありました。

 

右フロントのウインカーのみが、2,3度通常の点滅したあとにハイフラになってしまいます。

接触が悪いのかなとウインカーの蓋(レンズ)を取ってみまると、中は錆がいっぱい溜まってました。

そしてバルブの接点もかなり錆びていたのである程度錆を落とし、接点復活剤も塗ってこれで大丈夫かなと・・・・・・ここで発見!

なんと24Vのバルブが付いていたのでした。

 

こんな初歩的なミス!?は誰がしたのでしょう・・・

12Vのところを24Vのバルブということは、単純にいうと消費電力は半分になるのでハイフラになるんですね。

で、これを12Vのバルブに交換

 

これで正常な点滅になりました。

 

さらに左フロントのウインカーもチェック。

蓋を外すとまた錆が砂のようにいっぱい溜まってました。

それは掃除をすればいいのですが、バルブを外そうとしてもまったく動きません(外れません)。

錆で完全にくっ付いています。

 

無理をするとバルブのガラスが割れそうなので、とりあえずこのままに。

 

またヘッドライトカバーとステーの錆を落とそうとヘッドライトステーを外したのですが、まずステーからボルトが抜けない。

 

キャップスクリューでしたが、そもそもこのステーにあったサイズのものではない。

M10 ピッチ1.5

これでは頭が大きすぎてステーの穴にはまったまま回りません。(ハンマーで叩いて取りました。)

さらにナットはボルトとピッチが違うものを無理やり取り付けてありました。

 

で、ちゃんとサイズに合ったものに交換しました。

 

 

その他にもいろいろありましたが・・・・・

これは前オーナーがやったのか、もしかして最初からの仕様!?(どうもそのような気がしますが)

 

で、問題のリア周りの灯火類

 

ホイールのすぐそば(根元)にあるランプがストップランプですが、外側から40cm以内というところは適合してますが、タイヤの陰で真後ろからしか見えません。

なので、これはNGでしょう。


 

ウインカーは外側から40cm以内かつ両方の間隔60cm以上の規定から全く外れています。

 

ちなみにフロントのウインカーは、規定では左右のウインカーの内々で240mm以上離れていないといけないのですが、現状測ってみるとレンズの中心間で240mmでした。

正確にはこれもギリギリアウトですね。

 

そしてテールランプ(尾灯)

これは真ん中に一つしかついていないのでアウトです。

 

リフレクターは最初から付いていませんでしたが、とりあえずナンバープレートの下に取り付けました。(しかし、この取り付け方も規定に適合してませんが)

 

ということなので、最初からの仕様なんですが、いずれも保安規定に適合していません。

このあと、適合するようにカスタマイズします。

 

続く・・・・