「えっっ!!」
教室に戻るといかにも告白!的なオーラを
出している男女がいた。
しかも、告白されてるのは、あいつ、市原崚行。
「あの…」
気づかれていないと確認するとダメとは思っていたモノ、
身を潜めて見ることにした。
「私、市原君のこと好きです」
さっきから女子しか喋ってない。
「……」
「……」
「で?」
「その…付き合って欲しいなって…」
一人妄想の世界に入っていたら二人の会話が続けられていて
女子の気持ちが言葉になった。
「……」
「……」
答えは分かってる。
というより、この3年間市原崚行に彼女が居たことがない。
告白を振り続けているから。
だと、このときまで想ってた。
のに
「いいよ」
彼から出てきたのは``受け入れる``
この一言だった。
「本当っ!?」
女子の声が3オクターブくらい上がってる。
市原崚行を落としたから当たり前だと想う。
その瞬間、私の失恋が決定した。
と、思いきや…
「ただし、条件がある。」
あきらめの笑みを浮かべた私が2人の会話をひっそりと見つめる。
「じょう、けん?」
私の心のなかと女子は同じ事を思った
「そう、約束みたいな??」
「条件って…何??」
彼女もそれを感じてるのか、不安と戸惑いの声が出てる。
「…・・1つ 」
市原崚行が出した条件は3つ
1つ 用事が無いなら話しかけない
2つ 校外では他人であること
「そ、それって彼女って言わなく無い?」
まだ市原崚行が話してたけど彼女はそう言った
「そう??」
当たり前でしょ?と言うような顔でしれっと言い放つ。
「ひどいっ、嫌なら嫌って言ってくれればいいのに…」
「別に嫌じゃないよ」