10年ほど前に働いていたお店の
当時のスタッフで集まりました。

わたしたちの第2の実家。

囲炉裏で、鍋や焼肉が出来るお店は
わたしが生まれる前の年に出来ました。

おかみさんと、うちの叔母が大親友で
子供の頃から時々連れていってもらってた。

大人になって働くとは思ってなかったな。

トータルで4年ほどお世話になりました。


今日集まったメンバーはわたし以外
当時みんな10代でした。
高校生から知ってる子もいる。
年が離れすぎていて、
妹というのは無理があるけど
みんな可愛くて大事でたまりません。


好きな人ができたとき
失恋したとき
初めての彼氏ができたとき
学校で友達とケンカしたとき
いろんな相談にのったなぁ。


みんなみんな、いろいろあるたび
おかみさんに泣きついて
心配かけて、愛情もらって
怒られたり褒められたりしたこと
宝物みたいな思い出。


まかないのご飯がとても豪華で。

だんなさんがいつも
「高いお給料はあげられないけど、
お腹いっぱい食べさせてやる」って
あれも食べろこれも食べろって
次から次へと美味しいものが出てくるから
みんな太るの(笑)

久しぶりに店に顔出すとよくおかみさんに
「まあ!あゆみちゃん痩せちゃって!」
って心配されたけど
店にいたときが太ってたんですよ(笑)

出勤するときに
「おはようございます」とか
「こんにちは」って入っていくと
だんなさんもおかみさんも
「ありがとう」って言うの。

帰るときにも「お疲れ様」の前に
必ず「ありがとう」って言ってくれた。

あたたかかった。

仕事はハードだったけど楽しかった!

わたしが結婚するとき
おかみさん、お祝いと一緒に手紙をくれて
「ここはあなたの第2の実家だから
いつでも帰ってきてください」って。

わたしが離婚したとき
けっこうボロボロだったわたしを見て
おかみさんは、悔しいって
悔しい、悔しいって、
怒って泣いてくれました。


10代だったみんなもすっかり大人になって
子供を連れてきた子もいたり
東京から帰省してきた子がいたり
結婚の報告を聞いたり
結婚したいのに彼氏出来ない!って
悩みを聞いたり

なんかすごく幸せな時間でした。

今は引退しているおかみさんが
席にきてくれたときは
一瞬昔に戻ったみたいだったな。

この鍋を、何度運んで何度洗って

何度囲んで、話しただろうね。


だんなさんもおかみさんも
お店は引退したけれどお元気です。

だんなさんとおかみさんのいないお店は
やっぱりわたしたちにとっては
ちょっと寂しい。
いや、ちょっとどころじゃない。
寂しすぎてあんまり行けないくらいです。


あちこち痛いところだらけだっていう
おかみさんを見たひとりが
「わたしたちが、おかみさんと働きたくて
引き留め過ぎちゃったせいだ」
って言うの。

ああ、なんだか愛情でいっぱいだ。


だんなさん、おかみさん
どうかこれからも
まだまだお元気でいてください。

みんな、幸せに生きて
心配かけないでいようね。

心配かけそうなことは
わたしに言っておいで。
わたしも10年前よりは
しっかり相談にのれるようになったつもり。

あんなに愛情もらったわたしたちは
なにがあっても大丈夫だよ。
いつか、おかみさんみたいに
たくさんの人に愛情をかけられる人になろうね。