「それじゃあ帰ります」

そう真理が言うと、

「ほらアンタ、送っていってあげなさい」

そう言って背中を押されたものの、

彼女が誰かさえも分からないのに・・・

「じゃあキョウ君、こっち」

そう言って再び手を繋いで、

歩き出すものの、10歩も進まない内に、

「ハイ、到着」

そこはお隣さん(正確には2軒隣りだけど)の、

真っ白いマンションだった。

唖然とする僕に、

「じゃあ、また明日ね」

と言ってきた彼女の笑顔は、

きっと僕に早く、

この事を教えたくて、教えたくて、

ウズウズしてた結果なのだろう。

そして、ウチに戻ってまず言ったのは・・・