昨日は、関西フィルハーモニー管弦楽団 第363回 定期演奏会を聴きにザ・シンフォニーホールに行ってきました。僕は関西フィルの定期会員ではないので、出演者とプログラムに興味を持ち、単発購入した公演です。

指揮は楽団総監督・首席指揮者の藤岡幸夫(サッチー)さん、プログラムは前プロがワーグナーのジークフリート牧歌とソリストに16歳の天才トランぺッター児玉隼人くんを迎えてのR.A.ツィンマーマンのトランペット協奏曲《誰も知らない私の悩み》、メインプロがソリストにソプラノの安川みくさんを迎えてのマーラーの交響曲第4番でした。

 

出演 

指揮:藤岡 幸夫(関西フィル総監督・首席指揮者)

トランペット:児玉 隼人
ソプラノ:安川 みく
管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団

コンサートミストレス:木村悦子

 

プログラム 

前半

ワーグナー:ジークフリート牧歌

ベルント・アロイス・ツィンマーマン:トランペット協奏曲 ハ長調 「誰も知らない私の悩み」

後半

マーラー:交響曲第4番 ト長調

I.Bedächtig. Nicht eilen

II.In gemächlicher Bewegung. Ohne Hast

III.Ruhevoll

IV.Sehr behaglich "Wir genießen die himmlischen Freuden"

最初の曲は、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」。

この曲を聴くのは、21/9のアルミンク指揮・京響の定期演奏会()以来。

オケの編成は14-12-10-8-7。ワーグナーが妻のコジマの誕生日に贈った曲で、愛に満ちた美しい曲を楽しむことが出来ましたニコニコ

 

続いて、児玉隼人くんによるR.A.ツィンマーマンのトランペット協奏曲《誰も知らない私の悩み》。児玉くんは題名のない音楽会などTVでは観ていましたが、生で聴くのは初めて。

プレトークで藤岡サッチーもべた褒めでした。演奏は勿論、人柄もいいとのこと。

オケの編成は8-8-6-4-2。

プログラム冊子によると、ドイツの作曲家ベルント・アロイス・ツィンマーマン (1918~70)は戦後の尖鋭的な作曲技法から一線を画しながら、しかし斬新で独創的な個性を貫いた人とのこと。

トランペット協奏曲《誰も知らない私の悩み》(1954年)は、世界の優れたトランペッター達がこぞって演奏・録音している人気作だそうで、「十二音技法(長調や短調とは異なり、音階の全ての音を平等に扱う)の自由な変奏をベースにしながら、そこにスピリチュアル (黒人霊歌) 《誰も知らない私の悩み》がコラール前奏曲の定旋律のように現れ、変奏されてゆく。さらにジャズの要素がオーケストラ表現へと融合され・・・と、いくつもの様式が重ね合わされている。したがって、聴き手はつねに、聴きなじみのあるメロディが多層的な音世界でどんどん姿を変えてゆく不思議な時間へと巻き込まれることになる。あちこちに黒人霊歌のメロディが登場・変容してゆく分かりやすさもありながら、オーケストラにはジャズ・クラリネットやサクソフォン群、ジャズ・トランペットやジャズ・トロンボーン、ピアノとハモンドオルガン、ギターなども加わり、複雑なリズム・拍子の変動に満ちた複雑な仕掛けが聴き手を無意識に昂揚させてゆく、精緻で大胆な音楽。最後は弱音器をつけた独奏トランペットが「ハレルヤ」のメロディで静かにしめくくってゆくエンディングまで、〈引用〉とその変容が拓く新しい音世界を堪能できる名作だ。」と山野雄大さんという音楽評論家が記載されています。

 
で、聴いてみた感想なんですが「聴きなじみのあるメロディが多層的な音世界でどんどん姿を変えてゆく不思議な時間へと巻き込まれることになる。あちこちに黒人霊歌のメロディが登場・変容してゆく分かりやすさもありながら」とのことですが、メロディが聴き馴染みのあるものにならなかった僕には、「黒人霊歌のメロディが登場・変容してゆく分かりやすさ」も感じられず、「複雑なリズム・拍子の変動に満ちた複雑な仕掛けが聴き手を無意識に昂揚させてゆく」の「無意識に昂揚する」こともない、メロディの掴めない難解な曲としか思えませんでしたショボーン
 
但し、児玉くんのトランペットは冒頭とラストのミュートによる演奏含め、全編、難しい曲を素晴らしく演奏していることは感じられましたOK
なので、他の曲を演奏する機会にまた聴いてみたく、8月に開催される「トランペットの祭典」()に期待しようと思います。
 

後半はマーラーの交響曲第4番。オケの編成は最初と同じ14型。

この曲を聴くのは、21/11にソリストに安井陽子さんを迎え尾高忠明さん指揮大フィルの定期演奏会()以来。

前半のトランペット協奏曲より全然聴きやすくて心地よかったのですが、ちょっと眠かったりもしてうつらうつらzzz聴いていました。でも第2楽章のコンミス木村さんのヴァイオリンの持ち替えや随所に演奏されるホルンの音色は良かったです。

そして、第4楽章では、演奏が始まってからソリスト安川みくさんがいよいよ登場。

BSテレ東の「エンター・ザ・ミュージック」やプレトークでサッチーが一押しと絶賛したソリストですが、確かに高音が綺麗な澄んだ歌声音譜

更に容姿も所作も美しい方でしたキラキラ(容姿について触れるのはセクハラと思われる方もおられるかもしれませんが素直に感じた事を書きました)

 
開演14時、休憩20分を挟み、終演16時15分。前売完売・当日券なしの完売でした。
 
以下、関連Xのリンクです。

 

 

 

 

 

そして、今夜はこちら。

大津出身で世界的ピアニストになった久末航くんの凱旋コンサートに、いつもの地元の幼馴染みと聴きに行ってきます。