昨夜は、読売日本交響楽団 第38回 大阪定期演奏会を聴きにフェスティバルホールに行ってきました。
出演
指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ=角野隼斗、フランチェスコ・トリスターノ
管弦楽:読売日本交響楽団
コンサートマスター:長原幸太
プログラム
前半
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第1楽章 アレグロ
第2楽章 トゥ-ランドット、スケルツォ
第3楽章 アンダンティーノ
第4楽章 行進曲
ソリストアンコール
リチャード・ロドニー・ベネット:「4つの小品組曲」から第4曲「フィナーレ」
年3回の読響・大阪定演の本年度初回。
最初の曲は、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死。オケの編成は16-14-12-10-8.
僕は「トリスタンとイゾルデ」はオペラでも鑑賞したことがないので、これらの曲を聴くのも初めて。
人格はともかく美しい曲を書くワーグナーらしい綺麗な調べでした
また、機会があればオペラも観たいです
続いて、舞台転換の際にマイクを持って、角野隼斗とフランチェスコ・トリスターノが登場。
主に角野くんが話をしましたが、内容は、今回の演奏曲のことが中心。
昨日の大阪と明日・明後日の東京での読響定演で日本初演。なので、昨日の大阪が「本当に日本初演です。」と言いつつ、下にリンクを貼った彼のXに記載されているように「作曲者のライス・デスナーは現代音楽の作曲家でありながらロックバンドのギタリストでもあるというユニークなバックグラウンドを持っていて、クラシックなのにクラシックでないような響きが沢山聴こえてます。」とか、ミニマムミュージックの要素が入っているとか、2台のピアノが平たく言うと「かえるの歌」のように追いかけるフレーズがあって面白いと紹介していました。
オケの編成は12-10-8-6-4。
「きらめくようなピアノのパッセージと共に華やかに幕を開ける」とプログラム冊子に記載されているようなキラキラした音色や、ラヴェルのピアノ・コンチェルトのような鞭の音みたいなものが散りばめられたりと確かに面白さがあった半面、やっぱり、全体的には僕が苦手意識を持っている難解な現代音楽と思えるメロディが掴みにくい曲で、正直、あまり好きになれませんでした
アンコールは2人のDUOで、リチャード・ロドニー・ベネットという方の「4つの小品組曲」から第4曲「フィナーレ」。
クラシックでないようなちょっとジャジーな曲でしたが、ノリが良くて、これは楽しめました
後半は16型に戻って、まず、ウェーバーの歌劇「オイリアンテ」序曲。これも初めてでした。
オペラの序曲らしい華々しさがあり、文句なし
最後のヒンデミットのウェーバーの主題による交響的変容も初めてでしたが、木管が活躍して満足な演奏でした
開演19時、休憩15分(アナウンスは15分だったけど、角野ファンで女性トイレが長蛇の列になっていたので多分20分くらいはあったように思います)、終演20時55分。
招待客が多いこともあってか、いつもの読響大阪定演同様、ほぼほぼ満席。但し、若干の当日券はあったようです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240621/07/kohwada/f8/7c/j/o1080094015454046256.jpg?caw=800)
デスナーの2台ピアノコンチェルト。彼は現代音楽の作曲家でありながらロックバンドのギタリストでもあるというユニークなバックグラウンドを持っていて、クラシックなのにクラシックでないような響きが沢山聴こえてます。面白いです。今夜大阪で日本初演! pic.twitter.com/Lv7j0GAHrO
— 角野隼斗 - かてぃん (@880hz) June 20, 2024