東野圭吾さんの小説「白鳥とコウモリ」文庫本・上下巻を読みました。
僕は東野圭吾さんの小説を原作にしたドラマや映画では面白いと思った作品が沢山あるのですが、実は小説自体は読んだことが無かったのです。別に読もうと思わなかった訳ではなく、映像作品のほうを観た後に原作が東野さんの作品と知ることが多く、それから読むのはもういいかということが繰り返されてきました。
この作品は2021年4月に刊行、今年の4月に二分冊されて文庫化されたもので、現在、販売上位になっている人気作品
ということで、東野作品に触れるちょうどいいタイミングとなったのです。
二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。
捜査線上に浮かんだ倉木達郎は、一九八四年に愛知で起きた金融業者殺害事件と繋がりがある人物だった。
そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。事件は解決したと思えたが。
「あなたのお父さんは嘘をついています」。
被害者の娘(美令)と加害者の息子(和真)は、互いの父の言動に違和感を抱く。
父の死に疑問を持つ美令と父の自供に納得できない和真。
事件の蚊帳の外の二人は‶父の真実″を調べるため、捜査一課の五代の知恵を借り禁断の逢瀬を重ねる。
過去と現在、東京と愛知、健介と達郎を繋ぐものは何か。
やがて美令と和真は、ふたり愛知へ向かうが、待ち受けていた真実は――。
光と影、昼と夜。果たして彼等は手を繋いで、同じ空を飛べるのか。
内容については、当然、上記の紹介文以上のことは一切触れませんが、読み終えた感想は、兎に角、
面白かった!!!
そして、単に面白いだけでなく、考えさせられるところもありました。
上巻333頁、下巻357頁と大作ですが、次はどうなるのか!次はどうなるのか!とドンドン読み進めたくなるストーリー展開
流石、売れるだけのことはある人気作家の作品と読んでみてつくづく思いました
文庫本が発行された後に映画化される小説が多いので、この作品もそうなることを期待します
幻冬舎のHPには、この作品の特設ページがあったのでリンクを貼ると共に、簡単な作品紹介動画があるので、埋め込みで直接貼り付けておきます。
さて、今夜はこちら。楽しみです。