脚本家、映画監督、エッセイストの北川悦吏子さんがドラマの脚本を書かれ、前川奈緒さんと言う方がノベライズされた小説『生きとし生けるもの』を読みました。

ドラマは今年の5月にテレビ東京開局60周年特別企画ドラマとして放送され、小説はそれに先駆けて3月に発行されています。
僕は、この小説もドラマも知りませんでしたが、地元の幼馴染みに勧められて読むことにしました。
 

*表紙の画像はネットからお借りしました

 

文庫本の裏表紙及び、出版元に文藝春秋のHPで以下のように内容が紹介されているので転載させて頂きます。

テレビ東京でドラマ放送決定

独り身の作家・成瀬翔は転移性肝臓がんによる余命宣告を受ける。

オペに抗がん剤、つらいだけの治療……。

一方、ある事情で外科から内科に移り、妻子とも別れた主治医の佐倉陸は、成瀬の苦しみを丸ごと受けとめる。

人は生きて死んで最後に何が残るのか。二人の人生をかけた最後の旅が始まる。

誰しもの胸を熱くする感動傑作!

 

また、ドラマの放送が決定した際に、テレビ東京がその概要とあらすじをHPに以下のように掲載していますので、こちらも転載させて頂きます。

  概要

 

 

テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル
「生きとし生けるもの」
テレ東60周年に妻夫木聡×渡辺謙 がタッグを組む!
脚本家・北川悦吏子 と 監督・廣木隆一 が手がける
“医者×患者”ふたりのヒューマンドラマが放送決定!
放送に先駆けてノベライズ文庫の発売も♪

 
 

テレ東では5月6日(月・休)夜8時より、テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「生きとし生けるもの」を放送することが決定いたしました!

 

本作は、人生に悩む医者と余命宣告された患者の2人が、人は何のために生き、何を残すのかという永遠の問いの答えを求めながら各地を巡るヒューマンドラマです。

 

この度、番組情報と合わせて主演の2人を解禁!人生に悩む内科医・佐倉陸を演じるのは、シリアスからコメディまで様々な役を演じ、映画「ある男」では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど数々の話題作へ出演する妻夫木聡。妻夫木は、テレ東のドラマに初出演で初主演となります。

 

また、陸と旅をする余命宣告を受けている男・成瀬翔を演じるのは、日本を代表する俳優であり、映画「ザ・クリエイター/創造者」などハリウッドでも活躍を続ける、渡辺謙。今回、7キロの減量をするなど役作りをして本作に挑みました。

 

2人がどのような旅をし、どのような関係を築いていくのか、ぜひお楽しみに!

 

物語を綴るのは、「ロングバケーション」(フジテレビ)や「ビューティフルライフ」(TBS)など、数々のラブストーリーを生み出し、『ラブストーリーの神様』と呼ばれる脚本家・北川悦吏子。北川のデビューはテレ東で1989年に放送したドラマ「月曜 女のサスペンス」の中の一遍「赤い殺意の館」での共同脚本でした。それから30年以上の時を経て、北川悦吏子がテレ東に帰ってきます!北川作品に妻夫木聡が出演するのは「オレンジデイズ」(TBS)以来20年ぶり。渡辺謙の出演は初となります。

 

さらに、監督は映画「余命1ヶ月の花嫁」「月の満ち欠け」「母性」など、数々の名作を生み出している廣木隆一が務めます。

 

豪華な面々を迎え、開局60周年特別企画にふさわしい上質なドラマを皆様へお届けします!

 

  あらすじ

佐倉陸(妻夫木聡)はたぐいまれなる才能を持った外科医だった。しかしあることがきっかけでメスを握れなくなる。精神的にも追い詰められた結果、外科を追われ内科医となった。入院患者と向き合う日々が続く中で、余命宣告されたがん患者である成瀬翔(渡辺謙)の担当医に。繰り返される手術と抗がん剤治療にうんざりした成瀬は陸に「殺してくれよ」と言った。陸はあっさりと「いいですよ」と。「でもその前に、やりたいことはありませんか」。そして2人は病院を抜け出し、バイクで旅に出た。キャンプをしたり、生まれた街へ行ったり、初恋の人・中野百合(原田知世)に会ったり。成瀬はたびたび体調を崩すが、主治医である陸がついているから安心だった。2人の失踪は上司の小宮滝人(田中哲司)や看護師・菅田陽子(大政絢)らの知る所に。しかも研修医・吉岡薫(杉野遥亮)は陸がある薬を薬品棚から持ち出すのを目撃していた…。人生最後の旅を通して「人は何のために生きるのか」を模索するロードムービー。

 

脚本がノベライズされた小説なので、ストーリーはドラマのあらすじ通り。

末期がん患者の成瀬に主治医の陸が寄り添い、成瀬の思い出の地を苦しみながらも旅をする物語、そして、陸が薬品棚から持ち出したある薬というのもキーとなってクライマックスでは心を揺さぶられる感動を受ける作品になっていましたOK

僕は自宅以外でも、コンサートに行く時など、電車の中で本を読むんですが、本書については涙泣無くしては読めないクライマックス~エンディングまでを自宅で読めて良かったです。

車中で還暦を過ぎたオッサンが本を読みながら泣いている姿は、あまり見栄えのいいものではないですから爆  笑

 

ドラマも是非観たいと思いましたが既に放送が終わっていて、現在は、Tverの見逃し配信も終了。

Netflixのみディレクターズカット版が見れるようですが、もう少し先にPrimeでも配信されると期待して待つことにします。

 

ドラマの予告編、短いですが貼っておきます。

 
さて、今夜はこちら。大フィルのソワレ・シンフォニー。
名曲をリラックスして楽しんできます音譜