この前の日曜日にシンフォニーホールに聴きに行った「運命×カルミナ・ブラーナ」というコンサートのことを書きます。発売当時は見送っていたんですが、先月、東京でバッティ指揮・東フィルの定期演奏会でカルミナ・ブラーナを初めて聴かれたブロ友さんからとても良かったと教えて頂き、演奏機会も多くはないとのことだったでので、バッティと東フィルほど良いかはわからないけど、兎に角、先ずは聴かねばと行くことにしたのです。

オケは日本センチュリー交響楽団、前日の豊中名曲シリーズと連チャン。指揮は同楽団首席指揮者の飯森範親さん、ソリストがソプラノ:幸田浩子さん、テノール:中井亮一さん、バリトン:須藤慎吾さんで、合唱に日本センチュリー合唱団、そして、児童合唱:が大阪すみよし少年少女合唱団という布陣でした。

尚、前プロはベートーヴェンの交響曲第5番「運命」でした。

  出演

指揮:飯森範親(楽団首席指揮者)

ソプラノ:幸田浩子、テノール:中井亮一、バリトン:須藤慎吾

管弦楽:日本センチュリー交響楽団

コンサートミストレス:前半=篠原悠那(楽団客員コンサートマスター)、後半=松浦奈々(楽団コンサートマスター)

合唱:日本センチュリー合唱団

児童合唱:大阪すみよし少年少女合唱団

 

  プログラム

 

前半

ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」

 第1楽章 Allegro con brio 

 第2楽章 Andante con moto 

 第3楽章 Scherzo:Allegro 

 第4楽章 Allegro

後半

オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」

全世界の支配者なる運命の女神(フォルトゥナ) FORTUNA IMPERATRIX MUNDI
  1.おお、運命の女神よ(合唱) O Fortuna (Chorus)
  2.運命の女神の痛手を(合唱) Fortune plango vulnera (Chorus) 

第1部: 

 春に PRIMO VERE
 1.春の愉しい面ざしが(小合唱) Veris leta facies (Small Chorus)
 2.万物を太陽は整えおさめる(バリトン独唱) Omnia sol temperat (Baritone Solo)
 3.見よ、今は楽しい(合唱) Ecce gratum (Chorus)

 芝生の上で UF DEM ANGER
 1.踊り(オーケストラ) Dance (Orchestra)
 2.森は花咲き繁る(合唱と小合唱) Flore silva (Chorus & Small Chorus)
 3.小間物屋さん、色紅を下さい(2人のソプラノと合唱) Chramer, gip die varwe mir (Sopranos & Chorus)
 4.円舞曲: ここで輪を描いて回るもの(合唱)- おいで、おいで、私の友だち(小合唱) 
 Reie: Swaz Hie gat umbe (Chorus) - Chume, chum, geselle min (Small Chorus)
 5.たとえこの世界がみな(合唱) Were diu werlt alle min (Chorus)

第2部: 酒場で IN TABERNA
 1.胸のうちは、抑えようもない(バリトン独唱) Estuans Interius (Baritone Solo)
 2.昔は湖に住まっていた(テノール独唱と男声合唱) Olim lacus colueram (Tenor Solo & Male Chorus)
 3.わしは僧院長さまだぞ(バリトン独唱と男声合唱) Ego sum abbas (Baritone Solo & Male Chorus)
 4.酒場に私がいるときにゃ(男声合唱) In taberna quando sumus (Male Chorus)

第3部: 愛の誘い 3. COUR D'AMOURS
 1.愛神はどこもかしこも飛び回る(ソプラノ独唱と少年合唱) Amor volat undique (Soprano Solo & Boy's Chorus)
 2.昼間も夜も、何もかもが(バリトン独唱) Dies, nox et omnia (Baritone Solo)
 3.少女が立っていた(ソプラノ独唱) Stetit puella (Soprano Solo)
 4.私の胸をめぐっては(バリトン独唱と合唱) Circa mea pectora (Baritone Solo & Chorus)
 5.もし若者が乙女と一緒に(3人のテノール、バリトン、2人のバス) Si puer cum puellula (3 Tenors, Baritone, 2 Basses)
 6.おいで、おいで、さあきておくれ(二重合唱) Veni, veni, venias (Double Chorus)
 7.私のゆ揺れ動く心の秤の上で(ソプラノ独唱) In trutina (Soprano Solo)
 8.今こそ愉悦の季節(ソプラノ独唱、バリトン独唱、合唱と少年合唱) Tempus est iocundum (Soprano, Baritone, Chorus & Boy's Chorus)
 9.とても、いとしいお方(ソプラノ独唱) Dulcissime (Soprano Solo)

白い花とヘレナ BLANZIFLOR ET HELENA
 1.アヴェ、この上なく姿美しい女(合唱) Ave formosissima (Chorus)
全世界の支配者なる運命の女神 FORTUNA IMPERATRIX MUNDI
 1.おお、運命の女神よ(合唱) O Fortuna (Chorus)

 

前プロの運命でのオケの編成は12-10-8-7-6.

コンミスは今年の1月から楽団の客員コンマスに就任されている篠原悠那さん、サイドはお馴染みコンマス松浦奈々さんでした。

この曲を聴くのは、昨年10月、久石譲さん指揮のやはり日本センチュリー響の定期演奏会()以来。

この時は妙に速いだけの変な「運命」でしたが、今回はゆっくりめのとてもオーソドックスな「運命」でした。
ただ感想としては大きな感動はなく普通と言った感じ。客席もそうだったのか拍手のみでブラボーが全く跳びませんでした。
まぁ、この日の目玉はあくまで「カルミナ・ブラーナ」なので、皆さん後半に期待ということだったように思います。
 
そして、メインプロのカルミナ・ブラーナ。
オケの編成は前半と同じで、コンミスが松浦さん、サイドが篠原さんに入れ替わり。
で、2階・P席一杯にセンチュリー合唱団が入り、オケ80名と共に既に圧巻!!
最初の「.おお、運命の女神よ}から凄い迫力びっくり
プログラムに訳詞がなかったのですが、P席の両サイドに電子字幕で表示されました。
第1部の「春に」からバリトンの須藤さんも登場。やや上手側オケの後方から歌声が響きましたOK
合唱、小合唱と次々と歌われる曲は、結構、コミカル感じの曲調もあって楽しいニコニコ
第2部では、テノールの中井さんが下手側から登場し、オケの中に立って歌唱。これも素晴らしかったですびっくりマーク
そして、第3部では大阪すみよし少年少女合唱団のみなさんが1階下手側オケの後方に、ソプラノの幸田さんがバリトンの須藤さんの隣に登場。いよいよ総勢130名、最後の「おお、運命の女神よ」はもう凄まじいい迫力でのエンディングとなりましたメラメラ
 
今度は客席からも大喝采とブラボーの嵐拍手
初めて聴いた「カルミナ・ブラーナ」でしたが歌の素晴らしさを実感しました100点
勧めて頂いたブロ友さんに感謝ですチョキ
 
開演15時、休憩20分を挟み、終演17時20分。
ギリギリまで結構、売れ残っていたようですが、最終的には80~90%は入っていたように思います。
 
関連するXの投稿リンクを貼っておきます。
 
https://twitter.com/Japan_Century/status/1774304027221852232?t=7Yyt3uEVi2bvtjtB9h0JBg&s=19

 

https://twitter.com/iimoriconductor/status/1774599927869694353?t=txoE2I6l510vrBNky2WoxQ&s=19

 

https://twitter.com/Japan_Century/status/1774387555037053340?t=rybaBSlB1zKCusAOQCG5Iw&s=19