門井慶喜さんの小説『銀河鉄道の父』を読みました。
2017年9月に単行本刊行、2020年に文庫化された作品で、第158回 直木賞を受賞されています。
*カバーの画像はネットからお借りしました
出版元の講談社のHPに以下の特設サイトがあります。
著者へのインタビューなどと共に内容が簡潔に記載されているので、転載させて頂きます。
天才で、ダメ息子な宮沢賢治。
その生涯を見守り続けた父が、
心に秘めた想いとは。
あらすじ
政次郎の長男・賢治は、適当な理由をつけては金の無心をするような困った息子。政次郎は厳格な父親であろうと努めるも、賢治のためなら、とつい甘やかしてしまう。やがて妹トシの病気を機に、賢治は筆を執るも――。天才・宮沢賢治の生涯を父の視線を通して活写する、究極の親子愛を描いた傑作。<第158回直木賞受賞作>
読んだ感想ですが、宮沢賢治の知らなかった一面をを知ると共に、父・政次郎の愛情が伝わってくる作品でした
また、賢治・政次郎だけでなく妻のイチ、長女のトシ、次男の清六などの家族それぞれの人物像と関わりも大変興味深く描かれているのも良かったです
「究極の親子愛を描いた」というのは、ちょっと言い過ぎのようにも思いますが、感動を与える傑作であることは間違いありません
この作品は役所広司さん主演・菅田将暉くん共演で映画化され昨年5月に公開されたとのこと。
僕は知りませんでしたが、現在、Primeビデオでも有料ですが配信されているようです。
購入した文庫本も以下のポスターの写真がWカバーとなって被さっていました。
Primeで、近いうちに映画も観ようと思います。
*カバーの画像はネットからお借りしました
さて、今夜はこちら。
インバル指揮・大フィルの定演。
東京でも評判の良かったマーラーの10番、楽しみです。