日曜日に行った、兵庫芸術文化センター菅家楽団・第142回定期演奏会のことを書きます。

先日、ブログに記載したように指揮をする予定だった井上ミッキーが結石性腎盂腎炎により当面の間入院治療が必要との医師の診断を受けたために交代()となりました。フライヤーに大きく「井上道義 最後の火の鳥」と記載されているように、ミッキーが総監督となって、舞踏家の森山開次くんと共に、ダンスや舞台美術、照明、音響など、通常の演奏会とは異なる特別な演出で上演される予定でした。ミッキーの並々ならぬ意気込みはプログラム冊子に以下のように記載されていただけに、さぞや無念だったに違いありません。
ミッキーは残念ながら、出演出来なくなったものの、3日間公演の前2日は井田 勝大さん、僕が行った3日目は横山奏 さんが代役を務められ、ミッキーと森山くんが作り上げた舞台が上演されました。

  出演

指揮:横山 奏

管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

 コンサートマスター:田野倉雅秋
【キャスト】バレエ音楽「火の鳥」
 男:森山 開次
 王女の亡霊:本島 美和
 火の鳥:碓井 菜央、梶⽥ 留以、南 帆乃佳、浅沼 圭、⽔島 晃太郎、根岸 澄宜

【スタッフ】バレエ音楽「火の鳥」
 総監督:井上 道義
 演出・振付・出演:森山 開次
 舞台監督:酒井 健
 照明:足立 恒
 衣装デザイナー:武田 久美子
 衣装製作:武田久美子・工房いーち・内田智子・飯高絵莉聖・根岸麻希
 金属装飾:森 千尋
 美術プラン:森山 開次

 

  プログラム

オール・ストラヴィンスキー・プログラム

前半
ディヴェルティメント(バレエ音楽「妖精の口づけ」による)

 第1楽章 シンフォニア

 第2楽章 スイス舞曲

 第3楽章 スケルツォ

 第4楽章 パ・ド・ドゥ

後半
バレエ音楽「火の鳥」(1910年原典版)

 

最初の「ディヴェルティメント」は初めて聴く曲。オケの編成は10-8-6-6-4。

聴き易い快活な感じの曲でしたルンルン
ゲスト・トップ・プレーヤーの一人、読響チェロ首席の富岡廉太郎さんと言う方の独奏が良かったですOK
京響のクラリネット首席・小谷口直子さん、ファゴット首席の中野陽一郎さんのゲスト参加も僕としては嬉しかったですニコニコ

この後の「火の鳥」への舞台転換のため休憩はいつもの20分より長めの25分。

今回の「火の鳥」は、下に貼った森山開次くんのメッセージに記載されている通り、新解釈での上演となっています。

 
原題と新解釈を比較して、以下のようにプログラム冊子に記載されていました。
オケの編成は14-12-10-8-8。
ホールの照明がいつもより暗く落とされ、オケの前方ステージでダンサーが踊られました。
また、字幕が両サイドで電光掲示され、新解釈の場面タイトルが映し出せれて分かりやすいグッ
生のオケの演奏を聴きながら観る森山くん達の「光と闇の物語」キラキラは見入ってしまう美しさ!!

ダンスも照明も衣装も綺麗で演奏もマッチして、定期演奏会の粋を越え、流石、ミッキーの趣向を凝らした企画だけのことはあると言う内容チョキ

最後の場面では、森山くんがステージから飛び降りて下手側ブロックと中央ブロック間の通路を駆け上がったのも驚きびっくり

衣装や舞台がどんな感じだったのかは、下に貼ったPAC、KAJIMOTPO、森山くんSTAFFのTweetの画像で少しわかるかと思います。

 

開演15時、休憩25分を挟み、終演16時55分。

ミッキーの欠場で、払い戻し対応も今回はされましたが、殆ど空席はなく、満席の会場からはブラボー多数でした拍手

 

https://twitter.com/hpac_orchestra/status/1670361655983874051?t=19deXhILlHpeSYrIGCEbOA&s=19 

 

https://twitter.com/Kajimoto_News/status/1670376434211356672?t=s_onvRlLVDJUkE26Ry4eaw&s=09 

 

https://twitter.com/kaiji_staff/status/1670431746096242689?t=MQV5z0v25seMWMHHJCONzg&s=09