昨夜は、小曽根 真 スーパー・カルテットのコンサートを聴きに兵庫芸文センターに行ってきました。

日本のジャズピアニストの第1人者、小曽根真さんが19歳でボストンのバークリー音楽大学に留学した際の同窓生で、アメリカを代表するジャズ・サックス奏者ブランフォード・マルサリス、ドラマーのジェフ・ワッツ、そして彼らとニューヨークで出会ったベーシストのクリスチャン・マクブライドによるカルテットによるコンサートです、

今週は火曜日に玉置浩二さんのコンサート、土曜日に京響の定期演奏会に行くことが決まっていたので、日程が近いこの公演に行くのを発売当初は躊躇っていました。

しかし、小曽根さんの演奏は、ソロもビッグバンドのNo Name Horsesも数回聴いているものの、トリオやカルテットは聴いたことがなかったので、やっぱり行こうと翻意したのです。出遅れたもののサイドバルコニーはそこそこ空いていたので、下手側の中央くらいを確保出来ましたグッ

 

  出演

ピアノ:小曽根 真
サクソフォン(テナー&ソプラノ):ブランフォード・マルサリス
ベース:クリスチャン・マクブライド
ドラムス:ジェフ・“テイン”・ワッツ

 

  SET LIST

1st set

■Reunion

■Lazy Uncle

■My Witch’s Blue

■Return of Jitney man* 作曲:Jeff “Tain”Watts

 

2nd set

■Encounter

■Pandora

■Take the Tain Train

 

【アンコール】

■Duke Ellington: In a mellow tone

 

作曲者:*Return of Jitney man、アンコール以外はすべて小曽根真

 

定刻の19時過ぎに客席の照明が落とされ、ステージが明るくなって、ミュージシャンの登場を待っていたら、いきなり1階客席の前後間の中央通路に左右の扉から二人づつが現れるサプライズびっくり

最初から、ジャズミュージシャンらしい普通ではない登場の仕方で客席が湧きましたチョキ

中央ブロックの下手側通路をお客様から握手を求められながら対登壇つつ、登壇。

4人並ぶと小曽根産に以外の3人は一回り縦に大きくクリスチャン・マクブライドとジェフ・“テイン”・ワッツは横にもでかい爆  笑

今回、演奏されたのは、アンコール以外は、全てメンバーのオリジナル。
というか、1ST最後のジェフ・ワッツ作曲の「Return of Jitney man」以外は、小曽根さんの曲ルンルン
このスーパーカルテットは今から10年前の2013年12月、東京でクリスマス・コンサートを開催。未発表だった、そのライブがこの4月にCDリリースされていて、今回のコンサートでも、そのアルバムに収録されている「Lazy Uncle」「My Witch’s Blue」「Encounter」「Take the Tain Train」が演奏されました。
「My Witch’s Blue」のみピアノトリオ、それ以外はカルテットによる演奏で、「Pandora」ではブランフォードはソプラノサックスを吹いてくれました。
演奏は、概ね、swingよりもGroove感が強烈に強く、個々のソロ廻しでのアドリブや掛け合いが凄まじいびっくり音譜
ウエストコーストでもヨーロピアンでもないアメリカ東海岸のストレートアヘッドなジャズと言った感じでした!!
僕は小曽根さんのアルバムも数枚は持っているので今回の演奏曲が収録されたものもありますが、昨夜の演奏は一人一人の演奏に現地で圧倒された印象のみが残っていてこの曲のこのフレーズが良かったとか具体的な感想が書けません…
火曜日の玉置浩二さんのコンサートは「夏の終りのハーモニー」や「田園」が良かったと思い出せるのと対照的です。
ジャズについては、最近、僕は澤野工房のピアノトリオによるヨーロピアンジャズを中心に聴いているので、余りにも演奏スタイルの異なる今回のコンサートにはちょっとついていけていない部分があったのかも知れません。

現地で感動はしたもののなんか凄かったとしか言えないので、10年前のこのカルテットによる演奏が収録されたアルバムを入手して聴いてみて、今回のコンサートを振り返ってみようと思います。

 
小曽根さんが「アンコールだけは、よく知られている曲をやります」と言って演奏されたデューク・エリントンの曲は、普通にSwingしてくれて聴き易くはありました。

 

開演19時、休憩20分を挟み、終演21時30分。

サイドバルコニーに空席がありましたが、正面席は上階までほぼ埋まっていたようなので80~90%くらいは入っていました。

客層はかなり年配が多いけど、冒頭から異様に盛り上がる雰囲気が独特の神戸のジャズファンが多数詰めかけているような印象でした。

 

兵庫芸文センターのTwwet貼ってきます。