昨夜は、トヨタ・マスタープレーヤーズ・ウィーンのウィーン・プレミアム・コンサート大阪公演に行ってきました。
このウィーン・プレミアム・コンサートは今回で20周年、コロナ禍で中止が続いたので4年振りの開催で、4/6から東京、仙台、札幌、豊田、大阪、名古屋、熊本、東京と8公演のツアーが3つのプログラムで組まれており、昨夜の大阪は5公演目で「指揮者なしのベートーヴェンの奇跡」というタイトルのBプロ(ベートーヴェンとバッハ)でした。
ソリストはヴァイオリンのフォルクハルト・シュトイデさん、ピアノの小菅優さん、フルートのエルヴィン・クランバウアーさん、オーボエのベルンハルト・ハインリヒスさんで、ウィーンフィル・コンマスのシュトイデさんはこの室内オケの芸術監督であり、ソリスト以外のプログラムではコンマスを務められました。
出演
[ヴァイオリン]フォルクハルト・シュトイデ
[ピアノ]小菅 優
[フルート]エルヴィン・クランバウアー
[オーボエ]ベルンハルト・ハインリヒス
[管弦楽]トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン
コンサートマスター:フォルクハルト・シュトイデ
共演=諸田由里子(チェンバロ)、増本竜士(ピッコロ)、鹿野智子(コントラファゴット)、桒田晃/井口有里/篠崎卓美(トロンボーン)
プログラム
前半
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067(フルート独奏/エルヴィン・クランバウアー)
第1曲 Overture
第2曲 Rondeaux
第3曲 Sarabande
第4曲 BourreeⅠ - BourreeⅡ
第5曲 Polonoise -Double - Polonoise
第6曲 Menuet
第7曲 Badineerie
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 op.37(ピアノ独奏/小菅 優)
第1楽章 Allegro con brio
第2楽章 Largo
第3楽章 Molto allegro
後半
J.S.バッハ:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1060(オーボエ独奏/ベルンハルト・ハインリヒス、ヴァイオリン独奏/フォルクハルト・シュトイデ)
第1楽章 Allegro
第2楽章 Adagio
第3楽章 Allegro
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調「運命」 op.67
第1楽章 Allegro con brio
第2楽章 Andante con moto
第3楽章 Allegro
第4楽章 Allegro
アンコール
ソリスト=ショパン:エチュード op.25-1 エオリアン・ハープ
オーケストラ=エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「喜んで!」 op.228
いつか聴きたいと思っていた小菅優さんですが、今回が初。ベートーヴェンのピアノ協奏曲 第3番も余り馴染みのない曲でした。
後半の1曲目は、シュトイデさんとチューリッヒ歌劇場管弦楽団ソロ・オーボエ奏者のベルンハルト・ハインリヒスさんがソリストでバッハのオーボエとヴァイオリンのための協奏曲。シュトイデさんのヴァイオリンも充分聴けたし、ハインリヒスさんのオーボエも心地良かったんですが、この後の「運命」が凄かったので、余り印象に残っていません…
2回のカーテンコール後、メンバーが着席。
ここで、急に下手からマイクを持った女性が登場。会場は少し「誰?何しに来たん?」って感じになりましたが、下にリンクを貼ったページに記載されているように、今回は20周年なので「あなたが選ぶアンコール」という企画で、候補の2曲の障りをオケが演奏するので、拍手の大きいほうをアンコールとするとの説明がありました。
で、候補の曲は、J.シュトラウスⅡ世のポルカ・シュネル「あれかこれか」とエドゥアルト・シュトラウスのポルカ「喜んで!」。この順番で障りを演奏され、後のほうの拍手が大きく(僕は両方聴いてから、どっちがいいかを改めて拍手で決めるんだと思っていたので、1曲目ではさほど大きな拍手をしなかったし、会場もそんな感じの拍手だったように思います)「喜んで!」がアンコール曲に決定
特にどっちと拘りもなかったし(本当は両方やってくれればいいのにと思いましたが)楽しい締めくくりになって良かったです
また、同じく「プレゼント企画 ~20周年の感謝を込めて~」というものもあり、プログラム冊子のP26に当選スタンプがある方は、CDプレゼントされていました(Twitterに当選されたCDの写真を投稿されている方もおられました)が僕は残念ながら落選
どうも、このコンサート絡みの抽選には縁がないようですが、来年も都合がつけば来たいと思います