昨夜は、寒かったけど、近所のいきつけのお店「ここち夢」さんで 藤村麻紀(vo)深井克則(p)酒井麻生代(fl)の皆さんによるJAZZライブがあったので行ってきました。
何度か過去に足を運んだ大津出身で東京で活躍されているフルーティストの酒井麻生代さんですが、彼女の演奏を聴くのもコロナ禍になる直前の2020年1月(★)以来、3年振りです。そして、ヴォーカルの藤村さん、ピアノの深井さんも東京を中心に活動されていることもあり、僕はお名前も存じ上げない方でした。でも、「今月の出演者の方はすごいよ」と、ここち夢オーナー夫妻のオススメもあり、聴いてみることにしたのです。
出演
藤村麻紀(vo)
深井克則(p)
酒井麻生代(flu)
SET LIST
1ST
アンコール:I Will Never Love Again
先ず、1曲目は麻生代チャンと深井さんのDUOでスタート。麻生代チャンがメンバーの一人となっているブラジリアンバンドBanda Felizの2020年にリリースされたアルバム「Boa Viagem」(★)から、彼女のオリジナル「Bolo de Chocolate」。前日がバレンタインデーだったので、チョコレートのタイトルがついた曲をという粋な選曲。
そして、2曲目から藤村さんが登場。先ずは、スタンダードナンバーの「Day By Day」とサウンド・オブ・ミュージックから「My Favorite Things」。この曲はコルトレーンの演奏がよくよく知られているようにJAZZでもスタンダードになっています。
藤村さんの歌は、YouTubeで事前に見たりして「いいな」とは思っていたけど、、生では各段にいい
今迄、聴いてきたライブのジャズボーカルでは僕としてはNo1かも。決してシャウトする訳ではないのに力強いし、声も良く響くし、スイングもして、スキャットもバッチリ
続いては、ユーミンのナンバーで「やさしさに包まれたなら」。松任谷になる前の荒井由実が好きな僕には、染み入ります
更には、サッチモの「What's a Wonderful World」をしっとり歌って、1ST SETの締めは、オリジナル。
2ND SETもスタートは麻生代チャンと深井さんのDUO。セロニアス・モンクの「I Mean You」を深井さんアレンジで演奏。
深井さんは東京のラテン・ピアノの第1人者というだけあって、ノリのいいアレンジ
ピアノの演奏は、それほど強奏しているように見えないのに、大きくて力強い音がするのが特徴的で、全般的に藤村さんのヴォーカルによく合っているように思いました。
後半も2曲目から藤村さんが登場し、先ず恋の歌を1曲。タイトルは聞き取れず、かつ知っている曲なのに思い出せませんでした。
続いて、チャップリンの映画の主題歌で、ナット・キング・コールの歌でも知られる「Smile」。優しく歌ってくれました
選曲のバラエティーは更に広がり、続いてはイーグルスの「Desperado」にユーミンの「卒業写真」。もう、僕ら世代にとって、ど真ん中。「Desperado」なんて、ダイアナ・クラールなんかより全然いい
アンコール前のラストは、JAZZの王道スタンダード「Caravan」。ソロ廻しでの麻生代チャンの演奏がとても凄くて、久しぶりに聴いて、益々、飛躍されているのを感じました流石、小曽根真さんのグループ「No name Horsses」のベーシスト中村健吾さんとツアーをしたり、BLUE NOTE TOKYO に出演したりと活躍のステージを駆け上がっているだけのことはあります。
で、アンコールは更に圧巻。映画「 アリー/ スター誕生」でレディ・ガガが歌った「I Will Never Love Again」。
藤村さんの歌が凄すぎて、ウルっときました
僕はブログであまり悪いことは書かないし、大概、良かったみたいな感想になっていますが、これは、本当に良かった!凄かった!
なかなかこの3人もしくは3人を含むユニットでのライブを関西で聴くのは難しいと思うけど、是非、また来て欲しい。
そして、別々に活動されているライブにも、行きたいと思っています。
生の良さが伝わらないと思いますが、藤村さんのYouTubeチャンネルにアップされている動画のリンクを幾つか貼っておきます。
Desperado
卒業写真
I Will Never Love Again
YouTubeチャンネルには、まだまだ一杯あるので、そのリンクも貼っておきます。