昨夜は、枚方市市制施行75週年・五嶋みどりデビュー40周年 MUSIC SHARING presents 五嶋みどり ヴァイオリン・リサイタルを聴きに枚方市総合文化芸術センターに行ってきました。

このコンサートは一昨年、総合文化芸術センターのオープニングに合わせて開催予定だったけど、コロナ禍で一旦中止となり、今回、仕切り直しをして開催されたとのこと。一昨年の企画を全く知らなかっただけに、今回、聴くことが出来たのはラッキーでしたOK

五嶋さんの演奏を聴ける機会は多くはなく、僕はコンチェルトが2019年4月のパーヴォ・ヤルヴィ指揮エストニアフェスティバル管弦楽団()とのシベリウスのヴァイオリン協奏曲、リサイタルは2017年9月()以来と久しぶりで楽しみにしていました。

  出演

五嶋みどり(ヴァイオリン)

イェヴァ・ヨコバヴィチューテ(ピアノ)

  プログラム

前半

アントニン・ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品 Op. 75

 第1楽章 アレグロ・モデラート

 第2楽章 アレグロ・マエストーソ

 第3楽章 アレグロ・アパッショナート

 第4楽章 ラルゲット

セルゲイ・プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ヘ短調 Op. 80

 第1楽章 アンダンテ・アッサイ

 第2楽章 アレグロ・ブルスコ

 第3楽章 アンダンテ

 第4楽章 アレグリッシモ

後半

ロベルト・シューマン:幻想小曲集 Op.73

 第1曲 表情豊かに、繊細に

 第2曲 快活に、軽快に

 第3曲 はやく、火がついたように

セザール・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調

 第1楽章 アレグレット・ベン・モデラート

 第2楽章 アレグロ

 第3楽章 レチタティーヴォ・ファンタジア

 第4楽章 アレグレット・ポコ・モッソ

 

アンコール=ロベルト・シューマン:ロマンス 作品94 第2番

定刻の19時過ぎに、みどりさんは、ピアノのヨコバヴィチューテさんは白系のドレスで登場。

今回のプログラムは全曲、僕は初めて聴くものでした。

最初のドヴォルザークの4つのロマンティックな小品はその名の通り、ロマンチックで快活な曲。みどりさんのヴァイオリンの音色がやっぱり澄んでいて美しい音譜キラキラ

続く、プロコのソナタは、メロディーが追いかけにくい曲で、第1楽章の最初は、ちょっと苦手かなと思ったんですが、すすむにつれ、音の高低・強弱・緩急の幅がとても大きいダイナミックなところに引き込まれるに至りましたニコニコびっくりマーク

後半の1曲目、シューマンの幻想小曲集はプロコとはまた違って、聴き易くてとても美しく、心地よい演奏ルンルン
そして、最後のフランクのソナタは、ドラマチックとういか劇的な曲調に感じられ、最後に相応しい選曲でしたグッメラメラ
2度のカーテンコールのあと、アンコールはシューマンの「ロマンス 作品94 第2番」

やっぱり、みどりさんの音色はとてもクリアで美しいと実感してフィナーレとなりました。

 

演19時、休憩20分を挟み、終演21時。

みどりさんが枚方市のご出身ということもあってチケットは早い時期から完売で満員。

 

帰りに会場に「デビュー40周年の五嶋みどりさんから来場いただいたお客様にプレゼントがあります。」とのアナウンスが流れ、

一人一冊づつ、下の画像の本を頂きました。

80頁の本で、前半はみどりさんの半生が写真やイラストを交えて綴られ、後半は細川護熙さん・コシノジュンコさん・安藤忠雄さん・笹川陽平さん・河瀨直美さん・吉永小百合さんとの対談が掲載されています。

また、ゆっくり読むことにします。