昨日は、「Hyogo クリスマス・ジャズ・フェスティバル2022 アトリエ澤野スペシャル トヌー・ナイソー・トリオ 清涼なるヨーロピアン・ジャズ」を聴きに兵庫芸文センターに行ってきました。

センターのHPで、このコンサートは以下のように紹介されています。

<ダイヤモンドダストきらめく北国のクリスマス こころ温もる幸せに満ちたピアノ・トリオ>

上質なヨーロピアン・ジャズを中心に、世界各国の隠れた名盤、魅力あふれるアーティストを発信する大阪・新世界のジャズレーベル「澤野工房」。本フェスティバルでも大人気の「アトリエ澤野スペシャル」が、今年はなんと3年ぶりに待望の公演を開催!人気筆頭、エストニア出身のジャズ・ピアニスト ナイソーが特別な一夜をお届けします。
北ヨーロッパのバルト海に面し、首都タリンは街そのものが世界遺産に指定される美しく幻想的な国・エストニア。そんなナイソーの故郷、北国の清冷な空気感をまとった軽やかなピアノタッチが、風のように流れる洒脱なスウィングで、あっという間に聴衆をクリスマスの雰囲気にお連れします。
寒い冬こそ、暖炉の灯のようにこころ温もるナイソーの音楽を。きらめくお洒落なクリスマスのひとときを、贅沢なジャズと共にお過ごしください。

このブログで本()の紹介もした大阪・新世界の下駄屋さんが始めたジャズ・レーベル「澤野工房」が、毎年、Hyogoクリスマス・ジャズ・フェスティバルの1公演として、アルバムをリリースした人気ミュージシャンを招聘し生演奏を聴かせてきてるコンサートなんですが、上述のようにコロナ禍で見送りとなっていたため、3年振りに開催されましたグッ

僕が澤野工房レーベルのCDを本格的に聴き始めたのが、コロナ禍以降のため、このコンサートは聴いたことがなかったので、本当に待ち遠しいものでした。

今回登場するのは、レーベルの中でも人気の高いトヌー・ナイソーさん。僕も、今日の1枚の記事で5枚のアルバム()を取り上げているエストニア出身の大好きなピアニストです。

  出演

ピアノ:トヌー・ナイソー
ベース:ターヴォ・レンメル
ドラムス:アハトゥ・アブネル

  SET LIST

【1st set】

■Wouldn’t it Be Loverly?

■Naima

■I Hear A Rhapsody

■Lazy Day

■With A Song In My Heart

■The Dolphin

【2nd set】

■My Favorite Things

■My Back Pages

■These Foolish Things

■Invitation

■Yesterdays/Memories Of Tomorrow

■That Old Feeling

【アンコール】

■Merry Chrstmas,Mr Lawrence

■Doxy

■You're Got A Friend

澤野代表が音に拘られるためか、公演は総客席数417席の神戸女学館 小ホールでの開催。開場時刻ちょうどくらいに到着したらチケットのもぎりもちょっと長めの行列になっていました。ホワイエに入ったら、工房の物販コーナーがあって、そこも列が出来ていて、覗いてみたら、なんと、このトリオの新譜がサイン入りで販売されていたのです。

澤野工房のリリースは事前予告がないので全く知らなかったし、しかも、今回は会場限定の先行販売とのことびっくり

サイン入りは数量に限りがあるって言ってるし、兎に角、買わねばと列に並んで、無事GETチョキ

下の画像のようなジャケットですが、なかなかカッコいいびっくりマーク

定刻の19時に3人が登場。
トヌーさんは、71歳ですし少し背中が曲がっていました。また、ベースのレンメルさん58歳、ドラムのアブネルさん43歳は歳より少し若く見えましたニコニコ
1曲目から、粒立ちのいいピアノの音が心地よいルンルン
演奏後、トヌーさんがマイクを持って挨拶。以降も日本語の「ありがとう」を随所に織り交ぜながら、演奏曲を紹介されながら進行。最初の挨拶で、今回のコンサートは、会場で販売している新譜を中心に演奏すると言われたので、購入は衝動的でしたが、帰ってからも、生演奏を思い出しながら聴けるので良かったですOK
下の画像を芸文センターのHPからお借りしましたが、会場は8角形になっていて、ステージを囲むよう座席が配置されています。
自席はC列2番、トヌーさんの大きな背中を10mもない至近距離から見ながら音もシャワーを浴びるような感じ。
1st SET の1~4曲目、2nd SET の3・4・6曲目、アンコールの2曲目Doxy がアルバム収録曲。

トヌーさんのアドリブは音数が多くてキラキラしているのが特徴、それでいて、優しい表情通りの優しい音キラキラ

アップテンポな曲では心地よくスイングし、バラードはしっとりとした調べニコニコ

ベースのレンメルさんもソロ廻しでは熱演。持ち前のテクニックを存分に披露されていました。

ドラムのアブネルさんはソロをなかなかされませんでしたが、アンコールのDOXYで見せ場がありました!!メラメラ
アンコール1曲目の坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」はとても美しく、最後のキャロル・キングの「You're Got A Friend」もとても良かったです。

 

開演19時、休憩15分を挟み、終演21時15分。客層は比較的年齢層が高く満席。澤野ファン・トヌーさんファンで一杯でしたビックリマーク

 

芸文センターのtweetリンクを貼っておきます。

https://twitter.com/gcenter_hyogo/status/1601204078281129985?t=zr6Wpu323YqpMG_eOEYG7Q&s=19