昨夜は、大阪フィルハーモニー交響楽団第558回定期演奏会を聴きにフェスティバルホールに行ってきました。指揮は、シャルル・デュトワビックリマーク

 

昨年度、大フィルの定期会員になっていましたが、デュトワ指揮の演奏を聴いてみたいと思ったからというのが一つの理由でした。しかし、大フィル定期では来日が叶わず、他の指揮者やソリストでも他のオケの演奏会には出演するのに、大フィル定期は隔離待機の日程が確保出きず出演不可となることが頻発したため、同楽団の運営面に不信感を持ち、本年度は様子見を含め定期会員は止めて、1回券で来ることに変更していました。

で、今回は来日が叶いそうだと思い、1回券を購入。遂に、生デュトワを初めて観れることになったのですOK

  出演

指揮:シャルル・デュトワ

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

コンサートマスター:須山暢大

プログラム

前半

ハイドン/交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I-104「ロンドン」

 Ⅰ.Adagio-Allegro

 Ⅱ.Andante

 Ⅲ.Menuet

 Ⅳ.Finale-Spiritoso
ラヴェル/組曲「クープランの墓」

 Ⅰ.Prelude

 Ⅱ.Forlane

 Ⅲ.Menuet

 Ⅳ.Rigaudon

後半
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)

Ⅰ.謝肉祭の市

Ⅱ.ペトルーシュカの部屋

Ⅲ.ムーア人の部屋

Ⅳ.謝肉祭の市:夕景

 

凄く良かったです!!

ほぼ定刻にデュトワが登場。85歳とはとても思えないしっかりした足取り。

 

前半は弦5部12-10-8-6-4。

最初のハイドンの交響曲 第104番「ロンドン」は多分、初めて聴く曲(交響曲が100以上あるとどれを聴いたことがあって、どれが初めてなのかさっぱりわかりませんショボーン)でしたが、姿勢もよく指揮をするデュトワに導かれてオケも極めて軽快な演奏ルンルン

続く、ラヴェルの「クープランの墓」もピアノ阪は聴いたことがあるけど、管弦楽版は初めて。

木管のソロがリレーのように次々と繋がって演奏される音がとても優しくてgoodニコニコ

以前から何度も言ってますが、大フィルは大編成で金管をぶちかますのが得意な印象を僕は持っていましたが、昨夜の木管陣はみんなとても美しかったですキラキラ

 

後半のメインプロは、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」。

この曲については、昨年7月に大植英次さん指揮による京響定期()で1947年阪を一度、生で聴いています。

今回はオリジナルの1911年阪なので、4管編成。弦5部も16-14-12-10-8に拡大、打楽器が多く並び、ハープも2台、チェレスタと最下手にピアノがステージ一杯に配置されました。

ソロが際立つピアノの演奏は、ソリストとしてオケとの共演やリサイタル多数こなす北村朋幹さんが担当音符

素晴らしい演奏を聴かせてくれましたグッ

オケの演奏は、いつも以上に大編成の迫力がありながら強弱緩急のメリハリがはっきりしていて、各々の楽器の音がとてもクリアに聴こえる印象を持ちましたニコニコ

ストラヴィンスキーのバレエ音楽は火の鳥にしてもハルサイにしても生で聴くに限ると思うのですが、昨日のペトルーシュカも勿論、然り。更にデュトワが指揮をすると、オケの音も益々よくなるんやなぁと素人でもわかるような気がするほど、昨日はいい演奏でした音譜

 

休憩20分を挟み終演21時。平日ということもあり、上手側前方に結構固まって空席があったりして、全体では75%くらいの入り。それでも、普段の大フィル定期よりは沢山入っていました。

 

デュトワとペトルーシュカの楽譜を持つ北村さんとのツーショット。KAJIMOTOのTwitterに投稿されましたのでリンクを貼っておきます。

 

そして、今夜もフェスティバルホール。読響の大阪定期。

大フィルを一昨日の1日目にして間に1日置きたかったんですがチェロのレッスンとバッティングしたので、2日目にしていました。連チャンになりますが、楽しんで来ようと思います。