昨日は、家でオリンピックの侍ジャパン×アメリカの決勝戦を見るか、コバケンに行くか、大いに迷いましたが、行ってきました、
小林研一郎×大阪フィルハーモニー交響楽団 3大交響曲の夕べ@フェスティバルホール。
指揮:小林研一郎
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:崔文洙
【プログラム】
前半
シューベルト/交響曲第7番ロ短調 D.759「未完成」
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」
後半
ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」
毎年、真夏にフェスティバルホールで開催されるコバケン指揮・大フィルの3大交響曲の夕べ。
出演者もプログラムも同じで繰り返し開催され、今回がなんと30回。
昨年はコロナ禍で開催中止になりましたが、今年、復活。
特にチケットが安いわけでもなく、毎回同じ内容なのに、ホールがほぼ満席になるのが、ある意味、不思議なコンサートです。
そういう僕も、今回で4年前から毎回聴いていて、去年中止になったので3回目になります。
夏になったら、これを聴かねばみたいな気分にされてしまいます。
オケは最初から最後まで弦5部16型。大フィル得意の大編成です。
最初は、「運命」や「新世界より」に比べると、聴く機会の少ない未完成でしたが、いつも同様、深みのある音で暑さをクールダウンするような演奏でした。
続く、「運命」は高速ではなく、コバケンは充分こってりした重みのある演奏を引きだしていました。
入魂渾身の指揮で、いつもの中腰から伸び上がったり、右を向いたり左を向いたり、天を指さしたり、客席に音を届けるようなポーズをしたりとフルバージョン。
後半の「新世界より」も、第4楽章の冒頭は少しピッチが上がりましたが、概ねゆっくりめ。
第2楽章のイングリッシュホルンのソロでは、コバケンがすごく丁寧にタクトを振って奏者を導き、ソロパートが終わったところではOKみたいなサインを出しているように見えました。
第4楽章のクライマックスでは運命以上に更にヒートアップした指揮でオケを煽り、盛り上がりました。
カーテンコールの後、マイクを持って、コバケンが登場。
昨年、開催出来なかった分「、今回は特別なオーラみたいなものを客席から感じながら演奏した」とのこと。客席からのオーラって、ちょっと、意味不明なところもありますが、緊急事態宣言が発出された時点で50%を超えていたので、即、売り止めとなった客席は、後ろの方にやや空席があった以外、ほぼほぼ今回も埋まっていたし、このコンサートが夏の風物詩として定着しているのは間違いないと思います。これを聴きたいという客席にオーラを感じたと言っていたのかも知れません。
また、「今のようなコロナ禍で、音楽が如何に人々を励まし、力づけるものであるかを実感している」との言葉もあり、最後は、これもいつも通り、アンコールの「ダニーボーイ」でお開きとなりました。
開演17時、休憩20分を挟み、終演19時30分。
次回もやっぱり観たいと思います。
侍ジャパンも1-0で勝っている5回くらいから、スマホで配信を帰りの電車の中で見ることが出来、最後は自宅で勝利の瞬間を見届けられたので良かったです。