昨日は、記事にも記載したように、1月以来、7か月ぶりに、びわ湖ホールで『びわ湖ホール声楽アンサンブル 美しい日本の歌』という公演を観ました。
 
 
久しぶりのびわ湖ホール。昨日は37℃。天気はいいけど外は無茶苦茶暑かった。
 

出演は、題名の通り、びわ湖ホール所属の若手声楽家集団、びわ湖ホール声楽アンサンブル。

指揮は、桂冠指揮者で現大阪音楽大学学長の本山秀毅先生。

管弦楽は京都フィルハーモニー室内合奏団。

ピアノはびわ湖ホール四大テノールの伴奏で僕らにとってはお馴染みの植松さやかさんでした。

 

【出演】
指揮:本山秀毅(びわ湖ホール声楽アンサンブル桂冠指揮者)

管弦楽:京都フィルハーモニー室内合奏団
独唱・合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル

 ソプラノ:熊谷綾乃、船越亜弥、山田知加、脇坂法子

 アルト:阿部奈緒、上木愛李、藤居知佳子、森季子

 テノール:竹内直紀、谷口耕平、蔦谷明夫、坂東達也、宮城朝陽

 バス:市川敏雅、五島真澄、平欣史、美代開太

  *びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー

ピアノ:植松さやか

今回のプログラムは、オペラやクラシックではなく、小さいころに聴いた童謡、日本の四季に関わるを唱歌、昭和・平成の歌謡曲を声楽家が唄うという、ちょっと変わったものでした。

 

他のコンサート会場同様、コロナ対策として入口で手指消毒、検温、自分でチケットもぎってプログラムを取るシステム、クローク・カフェの閉鎖となっていました。座席も市松配置で定員1800人のうち800席を使用。完売とのことでしたが、結構、空いていたので700人くらいではなかったかと思います。

 
大ホールのホワイエから見える琵琶湖の景色。こんな時でも変わらず美しい
 

【プログラム前半】

◆琵琶湖周航の歌 

◆懐かしき童謡

 しゃぼん玉、七つの子、夕焼け小焼け、ほか

◆ふるさとの四季(源田俊一郎編曲)

 故郷~春の小川~朧月夜~鯉のぼり~茶摘~夏は来ぬ~われは海の子~村祭~紅葉~冬景色~雪~故郷

◆夏の思い出

*以下4枚の写真はホールのFacebookページの昨日の公演レポートからお借りしました
 
奥に小さなオケとピアノを配置し、充分な距離を設けて、指揮の本山先生を真ん中に声楽アンサンブル17名が配置。
前半は、女性は琵琶湖をイメージした色合いのドレス、男性はタキシードを着用。
最初の地元のソウルソング『琵琶湖周航の歌』からウルウルきました。
司会進行は、声楽アンサンブルのソロ登録メンバー(OBOGみたいなものです)で、びわ湖ホール四大テノールの一人である竹内直紀さんが担当。曲紹介では、四大テノールでも得意としておられる少しコミカルなところも織り交ぜて会場を笑顔にしていました。
童謡も良かったけど、唱歌の『故郷』と『夏の思い出』が特に良かったです。
 
【プログラム後半】

◆昭和・平成の懐かしきヒット曲

 「上を向いて歩こう」

 「なごり雪」(ソロ:上木愛李、市川敏雅)

 「木綿のハンカチーフ」(ソロ:熊谷綾乃、脇坂法子)

 「聖母たちのララバイ」(ソロ:船越亜弥)

 「また逢う日まで」(ソロ:谷口耕平、蔦谷明夫、坂東達也、宮城朝陽)

 「地上の星」(ソロ:山田知加、藤居知佳子)

 「あの素晴らしい愛をもう一度」(京都フィルハーモニー室内合奏団インスト)

 「いい日旅立ち」(ソロ:阿部奈緒、森季子、五島真澄、平欣史)

 「贈る言葉」(ソロ:美代開太)

 「川の流れのように」

 

【アンコール】

 「上を向いて歩こう」

 

 
休憩は20分。大ホールだけでなく中ホールやエントランスのトイレも開放し、混みあわないような配慮もあり。
後半は女性はそれぞれ色鮮やかなドレス、男性はスーツに着替えて、歌謡曲。
今度は全員で唄うのではなく、交代しながらの歌唱。
歌謡ショーのような演出もあり、掛け値なしに楽しく、たまにはこんなのもいいかなと思ったのが正直な感想です。
声楽家の唄う歌謡曲というのはあまり聴いたことがなかったけど、この方々がカラオケに行ったら、こんなにすごいことになるんやなぁと思ったりも。
僕としては、アンコール前に全員で唄われた「川の流れのように」が沁みて、またもちょっとウルっきました。
開演14時、休憩20分含め、終演は16時。楽しい一時でした。
 
「また逢う日まで」を尾崎紀世彦風の衣装で唄うテノール陣
 
「木綿のハンカチーフ」を歌う女性陣