一昨日は、昼に兵庫芸術文化センター管弦楽団PACの定演後、シンフォニーホールに移動し、〈名曲シリーズ〉大阪フィル×ザ・シンフォニーホール ソワレ・シンフォニー Vol.14を聴いてきました。

 

 

大フィルとシンフォニーホールで名曲の演奏会をシリーズで開催しているようで、今回が14回目みたいです。

でも僕がこのシリーズに来るのは、一昨日が初めてでした。

 

以前、シンフォニーホールに来た時に配布されたフライヤーを見て、出演者とプログラムに興味があったので来ることにしていました。

久しぶりに服部百音ちゃんのヴァイオリンを聴いてみたい、しかもシベコンやん、っていうのと、後半のバレエ音楽も生で聴きたいと思ったのでした。

 

出演

[指揮]大友直人
[ヴァイオリン]服部百音
[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団

 

プログラム

前半

エルガー:弦楽セレナード ホ短調 op.20
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47

後半

チャイコフスキー:3大バレエ音楽 ハイライト
「眠りの森の美女」より"ワルツ""パノラマ"
「くるみ割り人形」より"行進曲""金平糖の踊り""トレバック""花のワルツ"
「白鳥の湖」第1幕より"ワルツ"
第2幕より"情景""四羽の白鳥の踊り"
第3幕より"ハンガリーの踊り"
第4幕より"終曲

 

開演前に大友さんからプレトークがありました。

シンフォニーホールはP席もあるので、まずは4方向に丁寧にお辞儀と挨拶をされ、「正面に向いてお話させてもらいます」と断わった上で、プログラムの内容と、服部百音ちゃんのプロフィールを紹介。

大友さん、ロマンスグレーでやっぱりかっこ良かったです。

 

最初のエルガーの弦楽セレナーデは聴いたことがない曲でしたが、弦だけで演奏される美しい曲でした。

そして、次に服部百音ちゃんが登場。薄紫のドレスでした。

前に一度聴いたときは、少し線が細い印象でしたが、一昨日のシベコンは初演とのことですが、美しい高音だけでなく、第3楽章の力強いところなんかも渾身の演奏で素晴らしかったです。

もちろん、4月に聴いた五嶋みどりさんの円熟した演奏()とは異なりますが、若々しいエネルギッシュな演奏がよても良かったです。

弱冠20歳、まだまだ成長されると思われ、これからもとても楽しみです。

僕の席は前から2列目、中央ブロックの左端だったので百音ちゃんがはっきり見えましたが、あまりの熱演で演奏後、バイオリンを当てる鎖骨の上が真っ赤になっていました。そういう熱演だったのでソリスト・アンコールはありませんでしたが充分だったと思います。

 

後半のバレエ音楽ハイライトは、お馴染みの音楽のオンパレードでリラックスして聴けました。

大友さんを見るのも2度目。各パートに細かく指示を出すというより、リズムに合わせて指揮をとり、オケ全体をまとめている印象でした。

プレトークの際に、「組曲のように順番に演奏するので、宜しくお願いします。」とおっしゃった通り、どんどん盛り上がる楽しい演奏でアンコール含め、満足させてもらいました。

 

アンコール

チャイコフスキー:「白鳥の湖」第3幕より”マズルカ”

 

 

この日は、昼から夜yと2つの公演をはしごしたのですが、知り合いの方が2名も各々同じように、はしごされてました。

志向が同じだと、やっぱり、同じパターンで動くんですね。