今日の1枚は、JAZZピアニスト、Michel PetruccianiがリーダのTrioによるEstateにしました。
ミシェル・ペトルチアーニは、1962年生まれのフランス出身ジャズ・ピアニストで、先天性疾患による障害を克服、フランス最高のジャズ・ピアニストと評価されるほどの成功を収めました。
遺伝的原因から、生まれつき骨形成不全症という障害を背負っていたため、身長は成長期になっても1メートルほどにしか伸びず、骨はもろく、またしばしば肺疾患にも苦しめられたそうです。演奏席までは他人に運んでもらわねばならず、ペダルに足が届かないためペダル踏み機を使わねばならなかったけど、腕は標準的なサイズであったことから鍵盤を弾くことは出来、演奏は天才的でした。
若い頃から体質上「寿命は20歳程度まで」と言われていたにもかかわrず、実際にはそれよりはるかに寿命を長らえて活躍したものの、ツアー先のニューヨークで急性肺炎を起こして36歳の若さで亡くなっています。
ピアノを弾くタッチはとても綺麗で、また作曲したオリジナル曲のメロディもとても美しいです。
僕は、一度、ブルーノート大阪がまだあったころ、生の演奏を聴いたことがあり、感動したのをおぼろげながら覚えています。
その時も登場は、他のメンバーに抱えてもらってましたが、奏でる音楽は素晴らしかったです。
1.Pasolini
2.Very Early
3.Estate
4.Maybe Yes
5.I Just Say Hello
6.Tone Poem
7.Samba Des Prophètes
Michel Petrucciani (p)
Furio Di Castri (b)
Aldo Romano (ds)
1982年リリース
1曲目
7曲目