一昨日の昼間は、ピエタリ・インキネン指揮プラハ交響楽団と樫本大進さんのコンサートで兵庫芸文に行ってきました。
指揮:ピエタリ・インキネン
ヴァイオリン:樫本大進
管弦楽:プラハ交響楽団
プログラム前半
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ソリスト・アンコール
J.S.バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043 第2楽章
(ヴァイオリン:
樫本大進、ピエタリ・インキネン)
プログラム後半
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95
「新世界より」
オケ・アンコール
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第10番、第8番
樫本大進さんを生で聴くのは、2回目。
前回、昨年2月に山田和樹さん、日本センチュリ響とやったサン=サーンスのヴァイオリンコンチェルト3番がとてもよかったので、今回はよく見たくて中央ブロックやや左一番前の座席をとりました。
なので、約3mほど前で弾いてくれたことになります。
ブラームスのヴァイオリンコンチェルトを生で聴くのは初めてで、Amazonミュージックで事前に聴いて臨みましたが、やっぱりすごく良かったです。低音から高音までよく響き、特にダウン弾き際の力強い音は、男のヴァイオリニストならではと感じました。オケと樫本さんとのバランスもピッタリと思いました。
アンコールは、インキネンもヴァイオリンを持って登場。ヴァイオリニストとしても卓越していると、プログラムを見て初めて知りましたが、とてもよかったです。アンコール前に係りの人がインキネンが見るための譜面台をもってきたのを、樫本さんが受け取り、高さ調整をしてあげたのですが、その様子を、インキネンが、彼はステージマネージャーだとジョークを言っているのが微笑ましかったです。
後半は、「新世界より」
年始といえば、新世界!
これもとても良かったです。インキネンの指揮は走ることもなく、好みのペース。
インキネンの指揮は、それぞれのパートに指示をだすというより、音楽のテンポや強弱を身体を使って表現し、それでオケを導いているように感じました。
オケの音は、金管の響きがよく、またティンパニが上手かったように思います。
アンコールもスラブ舞曲を2曲もやってくれて、とても満足なコンサートでした。