今日は台風による雨、少し肌寒いくらい。
”国内太陽電池市場の今後”
先月末、「再生可能エネルギー特別措置法」が成立、
これにより国内の太陽光発電システムが急速に拡大すると見込まれる。
しかし、メーカーには追い風になるかというとそう簡単ではない。
ドイツではいち早く全量買い取り制を導入して、
当初ドイツメーカーは世界首位の座についたが、
中国の低価格商法に押されて業績低迷に苦しんでいる。
米国でも同様で、先月だけで太陽電池メーカー3社が破綻。
各国で保護主義的な対策の動きが出てきている。
日本も同様の壁が先にある。
工業商法の従来の流れは、
主に欧米が発明をして先行利益を取り、
日本などがそれを高品質等の付加価値を付けて利益を得ていた。
しかし、最近は中国が薄利多売を全面に出し、
ごっそり市場を持っていく。
構図も、
欧米先進国は更に新しいものを開発し、
2、3年後に中国が半額以下のコモディティ化を図る
へ移行している。
日本が誇った高品質、多機能といった高付加価値は
市場から締め出しを食らっている。
高付加価値で安い物を作るため日本の中国進出が盛んだが、
大きな流れとしてはコモディティ化を止められない。
コストのかかる高品質などは後回しになってしまう。
昔の機械は壊れなかったのに、今の物はすぐ駄目になる。
良く聞く言葉だが、これが”安い”に対する代償だ。
量販店も消費者も興味は値段ばかりで、すっかり中国の虜である。
日本は高賃金でコモディティ戦に入れない、
中国も国民所得の高騰が続くと”高かろう、悪かろう”になるのか。
しかし、一度消費者に植え付けた物の価値(値段相場)は
そう簡単には変えることはできない。
大量生産、大量消費が変わってきているし、今後更に加速するだろう。
先端の物をいち早く開発し、2、3年で逃げ切るか、
超低コストでコモディティ戦を戦い抜くか、の二択に近い世界。
どちらも日本はあまり得意ではない。
高品質を求める一部の消費者向けに、多品種少量生産に向かうのか。
手間がかかるため価格が高騰し消費者が逃げていくだろう、
”安い物で我慢するわ”って。
日本式加工貿易産業の変革が求められている。
何十年も保ってきたシステムだ、変わるには時間がかかる。
百試千改、万試億改で行くしかないだろう。
将来の子供たちのために今の我々が解を見つけなければならない。
なんとかなる。
・・・おわり


