こうたろうの柿生風景日記

こうたろうの柿生風景日記

中年男が、希望に向かって進んで行く軌跡を記したブログ・・・

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昨日は、久しぶりに会社時代の上司と部下と飲みました。

話題は、やはり技術の話。

最近エンジニアマインドが薄れて来たと感じていましたが、すぐに蘇るもんですね。

中国、台湾、韓国に押されっぱなしの日本技術業界ですが、今は一時的に撤退しているだけ。

技術を少しでもやったことがある人は理解できると思いますが、技術は一朝一夕に身に着くものではありません。

一人のエンジニアが一人前になるのに、早くて数年、平均すると10年はかかります。

これは、組織でも同様で、開発マインド、技術的システムが本当に根差すには、やはり10年はかかります。

逆に言うと、一度根差した技術的環境はそう簡単には崩れません。

日本の技術業界の歴史を考えてください。

戦争でリセットされ、猿真似といわれてもコツコツ頑張って、高度成長期を経て、世界をリードするまでになった。

50年以上の歴史があるのです。

今は経済の仕組みでお金が回らなくなっただけ。

お金が回らないから、目先の事に支障が出ているだけ。

我々は、長い歴史、経験と、世界一レベルのエンジニアを有しているわけです。

一時的な撤退はよくあることです。

長い目で観たら、日本は(技術的に)衰えてはいない。

唯一の懸念は、素直な、エンジニアが自信を無くすこと。

日本中のエンジニアOBが今の技術者にエールを送らないといけませんなぁ。

これは、私の小さな応援。



・・・おわり


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文明と文化の違いについて考えたことありますか?

私は何でも自分なりの定義、解釈をつける癖があるので、また考えました。

文明は、狭義(普通)には、科学技術の力により物質的に発達させた状態・・・と辞書にあります。

文化は、狭義(普通)には、人間の精神的な活動の成果・・・とあります。

何となく、そうかぁという感じです。

文明が発達した国、地域というと、日本(東京)は間違いなくそうでしょう。

近代的なビルが立ち並んで、情報に溢れていて、高速道路や地下鉄が網の目の様に・・・

だったら、フランス(パリ)はどうですか?

日本と比べて文明は?

近代的なビルはあまりありません。

地下鉄も汚くて古臭いです。

走っている車も古臭いです。

テレビも番組数も少なく、編集、効果技術も幼稚です。

だから、日本の方がフランスよりも文明が進んでいると感じますか?

と言うより、比較はあまりしませんよね。

どうも、文明に於いて、科学技術はそれほど大きなウェイトを占めていないと感じるのです。

私は、文明とは、どれだけ動物的本能を隠しているかというバロメータだと思っています。

ちょっと、気の利いた言い方をすると、非日常(特別)がどれだけ多いかということです。

人間の大きな本能に性欲や食欲があります。

歴史を重んじる国になればなるほど、人前でそれらを出すことはタブーとされます。

年頃になれば、異性への興味が怒涛の様に湧き上がるはずです。

動物ならば、盛りが来たと言って日常のことでしょう。

しかし、文明国家では、それは恥ずかしいこと。

陰でこそこそやらなければならない、非日常、特別なことです。

100%の人が同じことをすると解っているのに、人前では興味が無いふりをしなければならない。

食欲もそうです。

犬や猫は、食べたい時に食べたいものを、わき目も振らず、がっつきます。

生きるための日常です。

人間は、一日に三回に分けて特別な行為にしています。

食べ方にもいろいろなルールをつけて・・・

動物は生きるために本能をむき出しにしますが、人間は、様々な理由で、その本能の一つひとつを非日常(特別)化して来ました。

その非日常に逆らうと恥ずかしいという感情を植え付けることで、秩序を護ります。

非日常が多い国や地域は、システム(統制)化が進みますから、当然、科学技術が発達します。

結果、文明国家は科学技術も発達していることになる・・・のではないでしょうか。

本能を隠せば隠すほど、文明度が上がる・・・

ギクシャクしますよねぇ、そんな世界。

そこで、登場するものが文化です。

文化は、その隠した本能、つまり非日常をオブラートに包んで表現する、表に出す手段だと思うわけです。

文化的なものの多くが、艶っぽい、つまり性欲を満足させるものですよね。

食事にしても、日に三度しか機会がないので、一食一食を大事にするようになった、つまり文化が発生したのではないでしょうか。

集団社会、宗教、支配、権力、治安・・・、様々な理由で必要になった文明化(本能否定)。

隠した本能は全て生きるために不可欠なものだから、不満を解消するために文化が生まれた、と。

文明と文化のちょっと、うがった見方でした。



・・・おわり


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私にとって、ピーターフォークはいつまでも、刑事コロンボです。

私にとって、小林聡美はいつまでも、きみちゃん。

良い意味でも悪い意味でも、その役者が印象に残った時は、そのとき演じていた役名で記憶されます。

役名というより、その役の性格も含めてインプットされます。

これは、テレビや舞台を観るときは、芝居とか演技とかいうことを忘れて、感情移入した現実感を持つからです。

だから、感情移入させて現実とごっちゃにさせる役者が良い役者なのです。

役者、芸能人、タレントは、基本的に自分の身一つで勝負する過酷な一人企業体です。

事務所やマネージャーは仕事を準備したり、段取りはしてくれますが、カメラや舞台に立ったら頼るもの無く、たった一人で全ての責任を負います。

一人企業体ですから、当然ブランディングが必要になります。

先ほどの刑事コロンボ、きみちゃんは、成功したブランディングです。

ソニーやアップルと同じ様なものです。

役者、芸能人が出演する作品や番組を選んだり、監督と演技の議論をすることは当然のことです。(先日書きました、山口百恵さんのプロ意識とは別次元の話です)

これを、わがままとか天狗になったと非難するひとがいますが、私はブランディングを意識する一人企業体としては至極当然のことだと思います。

何をやってもキム○ク・・・、と言われますが、これはブランディングとしては成功の部類に入りますよね。

だって、期待通りのことをやってくれるわけでしょう。

ピーターフォークは何を演じても(犯人役でさえも)、どこか人間味のある期待通りの演技をしてくれます。観ている人は、何をやってもコロンボを期待しているわけです。

小林聡美さんも、何をやっても、きみちゃんで良いんです。(地かもしれませんが)

一度ついたブランドと異なることをすることは大きなリスクを負います。

ある意味マイナスからのスタートに近いです。

アップル社が居酒屋に衣替え、をイメージすると良いでしょう。

お客は、意外性という一時的な面白さ以外に何を期待したら良いか分かりません。

ジョブズ精神が居酒屋にも新旋風を起こすかもしれませんが、十中八九失敗すると思います。

居酒屋のお客は新発想とか新感覚からはちょっと遠いものを期待していると思うからです。

最近、出演作品の監督に演技などの意見をする役者を非難する記事を見かけたので、私なりに考えてみました。



・・・おわり


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プロ根性がある、プロ意識が高い、という言葉をたまに耳にします。

(お金を頂いて)仕事としてやるべきことは、とやかく言わないできっちりやることや、その姿勢を称賛する意味で使われると思います。

一方、仕事(お金)のためだったら人間的な優しさを抑えて、冷酷なまでに事を遂行する場合にも使われます。この場合はプロ根性とはあまり言わないかもしれません。

ただですね、このプロ云々は、本来、使い方が難しいと言葉だと思います。

私がプロ根性、プロ意識として印象に残っているのは、山口百恵さんが人気絶頂期に、どこかの現場の、動物の異臭が立ち込める中で顔色一つ変えずに歌を歌ったということ。(正確ではないかもしれませんがこの様なことだったと思います)

これは意見が二つに分かれると思います。

百恵ちゃんが実際に行ったように、動物の排泄物の臭いがしようが、歌い手はどんな時、ところでも歌を歌うべき、これがプロフェッショナル。

歌や芸術の様な感性を駆使しなければならない業の場合は、その完成度の高さを表現、提供することで報酬を頂いている。この完成度を妨げる要因があればそれを排除するのがプロフェッショナル。つまり、動物の臭いを何とかして下さい、と言わなければならない。

笑顔で歌い続けるか、スタッフに改善を要求するか。

あなたは、どちらがプロだと思いますか?

考えはいろいろあると思います。正解はないでしょう。

ただ、現場受けはどちらが良いか、という視点で考えると、どう考えても前者、百恵ちゃんの選択した方だと思います。

もしかしたら、歌はいつもの70%の出来かもしれません。笑顔も多少ぎこちないかもしれません。

でも、ここで自分の歌を100%にするために、スタッフに改善を要求したとします。

スタッフはそれを現場の動物の世話をしている人に伝えます。

時間がかかります。

その間、他の出演者、スタッフは休憩になります。待ちです。

どうしても、場が冷えてしまいます。

その甲斐あって、満足の行くパフォーマンスは出来ました。100点です。

更に、他の出演者、スタッフは次も気持ちよく一緒に仕事をしてくれるでしょうか。

次回からはちょっと白けた雰囲気になる可能性があります。


一方、臭いことに触れずにそのまま笑顔で歌ったとします。

現場スタッフはどう感じるでしょう。

百恵ちゃんがこの臭い中で我々に迷惑をかけないように気付かないふりをして歌っている。

と感じるのではないでしょうか。

いつもよりもカメラワークを緻密にして助けようと思うのではないでしょうか。

ライトで少しでも百恵ちゃんの笑顔の不足分を補おうと頑張るのではないでしょうか。

結局、百恵ちゃんの歌は60%の出来かもしれませんが、現場スタッフが気持ちよく動いてサポートして70%くらいにはなるかもしれません。

でも、次回からも百恵ちゃんと仕事がしたいと思うのではないでしょうか。

これは普通の仕事でも言えることです。

仲間受けが良いと、どんな悪条件でもそこそこの結果が出せる。

最悪の条件でも70点(合格点)は出せること。

いつでも仲間と気持ちよく仕事ができることを優先する。
(現場仲間、スタッフ受けを第一に考えること)

私は、これがプロだと思います。



・・・おわり


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リーダーとは、読んで字のごとく、導く人。

どうやって導くかですが、いろいろタイプがあると思います。

1、自分の考えを押し付ける
2、みんなの意見をまとめる
3、多数派を取り上げ、少数派を押さえる
4、みんなの意見を超越した考えで圧倒する
・・・

あなたのリーダー像はどのようなものでしょうか。

一般的に、リーダーは頭がよく、優れている人の意味を兼ねています。

つまり、4番の、みんなの意見を超越した考えで圧倒して導く・・・、が理想なのでしょう。

具体的にいうと、諸葛孔明の様な人物でしょうか。

しかし、この様な人はほとんどいません。

現在のように複雑で高度な時代では皆無といっても良いでしょう。

そうすると、リーダーは偉いから、いざ、となったら有無を言わさず進めるタイプが良いのでしょうか。

つまり、1番の、自分の考えを押し付ける・・・、です。

しかし、戦後の民主主義教育の賜物で、このようなやり方は否定されています。

これは独裁という、と。

残されたのは、2番の、みんなの意見をまとめる・・・、3番の、多数派を取り上げ、少数派を押さえる・・・、になりますでしょうか。

みんなの意見をまとめる・・・、しかし、賢い大人の、それもたくさんの意見をまとめるのは至難の業ですし、時間が掛かり過ぎます。

残るは、多数派を取り上げ、少数派を押さえる・・・、です。

多数決です。

これが一番無難なリーダー像として多くの政治家が採用しています。


他に、最近の主流のやり方があります。

5、自分のシンクタンク(様々な専門家のご意見番集団)の意見に従う

このシンクタンクにはいろいろな呼び名があって、

参謀、諮問、政治家でしたら官僚・・・、等です。

このシンクタンクの考えをあたかも自分の意見の様にして述べるわけです。

擬似的に
4番の、みんなの意見を超越した考えで圧倒して導く・・・を演じるわけです。

でも、演じるのが下手な人が多いです。

言われたまんま、すぐに分かる人がいます。

これだと、もうお人形ですね。

世界中の名リーダーと呼ばれる人達は、優秀なシンクタンクを率いた優れた役者であったと言えます。

日本の総理大臣も、もう少し演ずる勉強をしたほうが良いと思います。

名優は、表情、言葉使い、服装、すべてにおいて相手のことを気にかけるものです。

優秀なシンクタンクの運営力、(国民に対して)気遣いのある演技力です。

これが、近代民主国家リーダーに求められるものかもしれません。



・・・おわり


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