LPGAツアー、2024年のシーズンが始まって、初戦のヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズでは、古江彩佳選手が幸先よく素晴らしいゴルフを展開して、優勝こそできませんでしたが、堂々の4位(そして、なんと翌週も連続して4位)。

今年から米ツアーに参戦した稲見萌寧選手も19位と健闘するなど、初戦から日本人選手の活躍が見られました。

それにしても、今年も最初から安定したゴルフでつねに上位でプレーをする古江選手は、さすがです。


ところで、我らが渋野日向子選手の今シーズンの初戦は、いよいよ明日2.22のホンダLPGAタイランドから。ポイントランキングによる出場枠からは外れていましたが、推薦での出場が決まり、思いがけず今月からシン・シブコ2024”の姿が見られるのは嬉しい限りです。


このオフ、渋野選手は(おそらく)たくさんの課題を抱え、多くの悔しい思いや強い決意・覚悟を胸に過ごしたことと思います。

それは、ゴルフのプレーに関してだけでなく、2019年頃からの約5年間の「プロゴルファー生活」を振り返り、それを総括した上でのある意味「グレートリセット(?)」になるように思われます。


スイングフォームはもちろん、クラブの選択、さらには、気持ちの持ち方やゴルフへの向き合い方まで、ビッグチェンジしたシン・シブコ2024”になって、明日からの2024年シーズンをスタートしてくれることでしょう。


ところでその前に、ここ3か月ほどを振り返ってみると、このシーズンオフに入ってから、ゴルフ以外のことでも、渋野選手はいろいろと話題になって(話題を提供して)いました。


テレビ出演やスポンサー関係のイベント出演、親交のある方々とのリラックスしたプライベートの様子の動画配信などなど

そんな、去年から最近までの今オフで、私が気になった渋野選手の話題を2つ紹介させていただきたいと思います。


まずひとつは、昨年末に開催された、渋野選手自身の主催による地元・岡山県での渋野日向子杯・第2回小学生ソフトボール大会。

一昨年に続いて開かれたこの大会は、予選を通過した20チームが参加して盛大に行われ、渋野選手は始球式(兼 五輪日本代表選手との真剣対決😅)を務めたり、解説者としてプレーを盛り上げたりと、大活躍。ソフトボールの試合以外にも、ホームラン大会、スナッグゴルフ教室など、いろいろなアトラクションもあったらしく、今年も小学生の参加者たちは、大変有意義で貴重な経験ができたことと思います。


こうした行動にも、プレー中と同じ「みんなでゴルフを楽しみたい」、さらに言えば「みんなでスポーツを楽しみたい」という思いがうかがえます。

そして、さらにさらに言えば、

「スポーツを通じて、人と人が触れ合い、仲間をつくり、社会ともつながることに貢献したい」という(深淵な?)思い・意思も感じられます。

こうした渋野選手の思いは、ご本人から具体的に語られることは、あまりないかもしれません。しかしながら、渋野選手を言動や立居振舞いを見ていると、自分のことだけでなく、つねに自分と関わる人のこと、自分の周りにいる他者のことを(ごくごく自然に)考えられているように見受けられます。


プレー中でも、同伴プレーヤーの惜しいパットに、「入れ!」という「膝を折るしぐさ」をすること(しかも、自身が追い詰められた状況にいる時でさえ!)。

また、まさに優勝を争っている同伴選手のスーパープレーにさえ、(思わず)拍手を送る(送ってしまう)こと。

どんなに思い通りに行かない(イライラの募る)ラウンドの後でも、やり切れない思いを(ある意味必至に)言葉にしてインタビューに応じていること。


これらの行動は、その顕著な例かと思いますが、これはもう(おそらく)渋野選手にとってはその都度、意図してやっていることではなく、無意識に普通のこと、当然のこととしてされているのでしょう。

こうしたひとつひとつの行動が、渋野選手のゴルフを爽やかにし、私たちはその表情と立居振舞いに一喜一憂しながら、彼女のゴルフを一緒に楽しむことができているのだと思われます。


そして、もうひとつの気になった話題は、1月の下旬に動画がアップされた、陸上・女子やり投げの北口榛花選手と渋野選手の対談です。


北口選手と言えば、昨年8月の世界陸上2023で女子投てき競技において、日本勢初の金メダルを獲得して、一躍「時の人」になった選手。昨年大活躍した、いま一番なアスリートではないかと思います。


その北口選手と渋野選手がサプライズの特別対談で、初顔合わせ。二人の人柄がよくうかがえる、大いに盛り上がった楽しい映像でした。


司会や進行役がいるわけでもないのに、安心して見ていられるのは、さすが渋野選手と北口選手のキャラクター。そして、お二人の共通点と言えば、なんと言っても「笑顔」です。

渋野選手は言うまでもありませんが、北口選手も立派な体躯にして笑顔のなんと可愛いこと。話し方や表情も、聴いている私たちが思わず笑顔になってしまう独特の雰囲気を持っています。この点も渋野選手と同様、天性というか人柄、人間性の表れそのものと言えそうです。


そんなお二人には、他にも大きな共通点があります。みなさんご存じのように、渋野選手は(所属はサントリーですが)2019年からスポンサーとしてJALのサポートを受けています。一方、北口選手は2020年にJALに入社(アスリート社員)していますので、お二人ともJALとは深いご縁があります。


JALは、まさに世界を舞台に活躍する(できる)トッププロアスリートをサポートするナショナルスポンサーの代表格とも言えます。

こうした所属先やスポンサーの多大な支援を受けて、渋野選手も北口選手も、世界の舞台で闘えていると言えるでしょう。


北口選手と渋野選手、競技は違えど、ともに25歳で、アスリートとしてこれからピークの時を迎える年齢。片や金メダリスト、そして片やメジャーチャンピオン。このスペシャル対談は、まさに2024年の新春にふさわしい世界の舞台で活躍が期待されるビッグ対談だったように(渋野選手ファンとしては😅)感じました。


さて、いよいよあと24時間後くらいから、渋野選手の2024年シーズンがスタートします。出だしでどんなティーショットを見せてくれるのか、本当に楽しみです。

最初からすべて順調にいくかはわかりませんが、渋野選手らしい思い切りのいい攻めのゴルフ、安定感には欠けるかもしれませんが、ドラマチックで面白いゴルフをぜひ見せていただきたいと思います。

そして、一年間、今年はケガなどをすることなく、元気に楽しく世界の舞台で活躍してください。


今年も、笑顔で頑張れ❗️ 渋野日向子選手‼️