1982年(昭和57年)5月に購入の東芝「銀河」洗濯機が遂に寿命となり、本日処分しました。

大学2年生の19歳の時に購入し、昭和・平成・令和の40年弱を故障皆無でしたが、去る1月3日に脱水時に異音が発生し定速に達せず、12日に東芝の出張修理にて寿命との判定が下りました。昨年秋に某氏から「東芝の銀河は脱水槽の回転軸が弱く、故障や寿命の原因となる」との話を聞き、当家の洗濯機は大丈夫と安心しておりましたが、僅か数ヶ月で的中となりました。多少は機械の事が判りますので、洗濯機裏側の金属板を外して脱水槽の回転軸を点検しましたが、異音の発生場所と原因は判然とせず、40年を一期に諦める事にしました。初代の洗濯機が1963年~1969年、二代目が1969年~1982年ですので驚くべき長寿であり、昭和末期の家電製品は良心的な設計と品質と改めて納得しました。

19歳の青年が59歳の初老となる歳月の間に、洗濯機は4回設置場所を変え、使用者も祖母・私・家内と移りました。

最初は1960年代に増築したバラック作りの脱衣場に2年程。次いで改築した脱衣場に32年。家の新築に伴い仮住まいのマンションに半年。そして、現在の新居に5年3ヶ月です。

これにて、旧宅時代からの大型家電は、新居完成時に処分の電気掃除機(1985年~2016年、二代目)、冷蔵庫(1990年~2016年、二代目)に次いで皆無となりました。今後は如何にするか検討中です。

 

音楽史研究家 郡修彦