■ 豪華食材・鮑の魅力  

鮑(あわび)といえば、海鮮料理の中でも高級食材の代表格。

殻ごと豪快に焼かれた鮑は、その見た目だけでも圧倒的な存在感を放ちます。

今回訪れたのはチェジュ島の人気店「アンニョンチョンボッ」。


目の前に並んだ焼き鮑の光景は、料理人としても心が踊る瞬間でした。焼肉屋を営む私にとっても、鮑の焼き方や食べ方には学びが多く、肉と同じように火加減が命だと実感しました。

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火加減が決め手の焼き鮑  

鮑は火を入れすぎると固くなり、旨みが逃げてしまいます。

理想は、表面に香ばしい焦げ目をつけつつ、中はしっとり柔らかく仕上げること。



これは焼肉で赤身肉をミディアムレアで焼き上げる感覚とそっくりです。

肉も鮑も「素材の持ち味をどう引き出すか」が一番のポイントなんだと改めて感じました。

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驚きの発見:蜂蜜をかける  

今回の一番の発見は「蜂蜜をかける」という食べ方でした。

鮑の持つ塩気や磯の香りに、蜂蜜のやさしい甘さが加わると、一気に新しい世界が広がります。

甘味と旨味のコントラストが絶妙で、ただの高級食材が“驚きの一皿”へと進化する瞬間でした。

焼肉でも柑橘やスパイスを取り入れると肉の印象がガラリと変わりますが、鮑に蜂蜜という発想はまさに現地ならではの発見です。

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■ 栄養面でも嬉しい組み合わせ  

鮑は高たんぱくでミネラル豊富、滋養強壮にも良いとされる食材です。

そこに蜂蜜をかけることで、自然由来のビタミンやエネルギー源もプラスされ、栄養面でも相性抜群。

美味しさだけでなく「体に良い組み合わせ」というのも嬉しいポイントでした。焼肉屋でも、ただ美味しいだけでなく健康や栄養を意識した提案が求められていると感じています。

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焼肉屋にもつながる発想  

この体験を通して感じたのは、料理における「遊び心」と「挑戦心」の大切さです。

焼肉でも、定番のタレや塩だけでなく、意外な食材を組み合わせることで新しい美味しさが生まれます。

鮑×蜂蜜のように、ハラミ×柑橘や赤身肉×わさびといった組み合わせは、常にお客様に驚きと満足を届けてくれるヒントになります。

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まとめ:鮑と蜂蜜が生み出す新しい美味しさ  

結論として、チェジュ島「アンニョンチョンボッ」で出会った焼き鮑に蜂蜜をかけて食べる方法は、最高に美味しく、栄養的にも優れた発見でした。

豪華な鮑がさらに奥深い一皿へと変化するこの体験は、焼肉屋の私にとっても大きな学びとなりました。料理の世界はまだまだ可能性に満ちていますね!!