■ 韓国の厨房機器屋さんを歩いていると…
韓国へ行くと、
私は観光地より先に厨房機器屋さんへ行きたくなります。
特に焼肉屋を経営していると、
日本では見かけない設備や、
韓国独特の発想の商品を見るだけで面白いんですよね。
先日も韓国の厨房機器街をブラブラしていると、
気になる機械を発見。
その名も、
「숯대감(スッテガム)」
なんとも韓国らしいネーミング。
最初は何かわからなかったのですが、
形を見た瞬間、
焼肉屋をやっている人間ならピンときます。
「あ、これ炭熾し機やな」と。
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■ 韓国焼肉店で使う“炭火の着火マシン”
この숯대감(スッテガム)、
韓国焼肉店で使う
「炭火の着火・火起こし機(炭熾し機)」
です。
上部のプレートには、
しっかり韓国語で
「숯대감(スッテガム)」
と書かれていました。
写真を見ると、
・上部が密閉型の丸蓋構造
・排気用のパイプ付き
・強制送風や加熱を行う業務用構造
・ステンレス製で高温対応
完全に業務用。
おそらく、
オガ炭や備長炭を
短時間で一気に着火する機械ですね。
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■ おそらく仕組みはこんな感じ
焼肉屋をやっている人なら、
構造を見るだけでだいたい想像できます。
流れとしては、
① 中に炭を投入
② ヒーター+送風で一気に加熱
③ 数分で炭を熾す
④ 卓上コンロへ移す
というシステム。
昔ながらの炭熾しって、
本当に時間がかかるんですよ。
新聞紙を入れて、
火をつけて、
うちわで仰いで、
汗だくになりながら炭を育てる。
でも韓国の繁盛焼肉店って、
そんな悠長なことしてられません。
ピークタイムになると、
次から次へと炭交換。
だから、
こういう機械で効率化してるんですね。
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■ 韓国焼肉店は“炭の回転数”が凄い
韓国の人気焼肉店へ行くと、
とにかく回転が早い。
特にサムギョプサルや牛カルビのお店は、
ずっと炭を使い続けています。
しかも韓国は、
炭交換の頻度もかなり高い。
日本だと、
「まだ使えるかな?」
とギリギリまで使うお店もありますが、
韓国は、
火力が落ちるとすぐ交換。
だから厨房裏では、
ずっと炭を熾し続ける必要があるんです。
この숯대감みたいな機械、
かなり理にかなってると思います。
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■ 日本の焼肉屋との違い
日本の焼肉店でも炭火のお店はあります。
ただ、
日本は“丁寧に炭を育てる文化”。
韓国は“スピード重視”。
この違いが面白い。
日本の備長炭文化って、
ある意味職人技なんですよね。
火加減、
炭の置き方、
酸素量。
全部経験。
一方韓国は、
大衆焼肉文化だから、
いかに効率良く、
いかに大量に、
いかに安定して営業するか。
そのための設備進化が凄い。
厨房機器を見るだけでも、
その国の飲食文化って見えてきます。
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■ 焼肉屋は“裏側”が面白い
お客様からすると、
焼肉屋って、
テーブルに炭が置かれて、
肉が出てくるだけに見えるかもしれません。
でも裏側は本当に戦場。
特に炭火営業のお店は、
・炭熾し
・換気
・灰処理
・温度管理
・炭交換
かなり手間がかかりますから、こういう機器があると助かりますよね!








