韓国料理の中で、じわじわと人気が広がっているのが「トトリムク(도토리묵)」。


ぷるぷるとした食感に、ほんのり香ばしくて素朴な味わい。


先日、韓国料理店でトトリムクの和え物(ムチム)を食べて、その美味しさにびっくりしました!



食べる前は正直、「ムクって味が薄そう…」と思っていたんですが、

ピリ辛ヤンニョム(韓国の合わせ調味料)と絡めると、シンプルなのにあと引く美味しさ。

まさに“クセになる”韓国のおかずでした。



■ ムクってなに?寒天とはちょっと違う韓国式ゼリー食品


ムク(묵)とは、植物性のデンプンを使って固めた、ゼリー状の伝統食品です。

日本の「ところてん」や「寒天」に近い見た目と食感ですが、原材料や味わいはまったくの別物。


韓国にはさまざまな種類のムクがあり、

緑豆で作る「コドゥルムク」

緑茶入りの「ノクムク」

そして、最も有名なのが 「トトリムク(도토리묵)」=どんぐりムク


どんぐり粉で作られたトトリムクは、香ばしさと自然な渋みが特徴で、噛むほどに味が広がります。



■ 韓国では日常食、日本では“知る人ぞ知る”ヘルシーフード


韓国では市場や家庭料理、焼肉屋の副菜などで日常的に食べられているトトリムク


一方、日本ではまだあまり知られていない存在です。


韓国料理スーパーや通販で購入することはできますが、実はその中には“本物のどんぐり粉”を使っていない商品も多いのです。



■ 注意!“どんぐり不使用ムク”も多い?原材料表示をチェック


日本で見かける「トトリムク」の中には、澱粉やタピオカ粉などで似た見た目・食感を再現したものも少なくありません。


なぜ代用品が多いのかというと…

どんぐり粉はコストが高く、手に入りにくい

アク抜きや加工が手間

見た目や味の安定性が難しい


だからこそ、“本物志向の方”は購入時に「도토리가루(トトリカル)=どんぐり粉」表記の有無をチェックするのがおすすめです!



■ トトリムクの食べ方いろいろ!ヘルシーでアレンジ自在


ムクはそのままだと淡白な味わいですが、調味料との相性が抜群


韓国では、こんなアレンジで楽しまれています👇 ピリ辛和え(トトリムク・ムチム):ごま油・醤油・コチュジャン・ネギ・にんにくなどで味付け のり&ネギトッピング:香りと食感のアクセントに


低カロリーで食物繊維たっぷりなので、ダイエット中の方や健康志向の方にも人気です。



■ まとめ:素朴なのに奥が深い、“どんぐりムク”の世界へようこそ


一見地味だけど、ひとくち食べれば「また食べたい」と思える不思議な魅力をもつトトリムク。

どんぐりという日本ではあまり馴染みのない素材が、こんなに美味しい料理になるんだ!と驚かされました。


日本でも韓国スーパーや通販で手に入るようになってきたので、

ぜひ気軽に試してみてください。


そして、買う時はぜひ“本物のどんぐり粉が使われているか”をチェックして、よりディープな韓国グルメを楽しんでみてくださいね!