こんにちは☺️
今日は「ホールスタッフに求められる力」について、ちょっと真面目に書いてみます。
私が一番大切にしているのは――
“察する力”を育てることです。
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特にお子様連れのお客様には…
たとえば、小さなお子様を連れたご家族がご来店された時。
スタッフがお子様にちょっとした気配りを見せるだけで、親御さんの安心感が全然違います。
でも、だからといって常にじっと見つめるのは逆効果…。
お客様にとっては「見られてる」と感じてしまうこともありますよね。
そこでポイントなのが、
“料理を運びながら”さりげなく周囲に目を配ること👀✨
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どんな視点で“察する”のか?
・下げるお皿はないかな?
・お子様の様子で困ってそうじゃないかな?
・グラスが空いてるからドリンクをおすすめしようかな?
・呼びたいけど声をかけづらそうだな…
こんな視点を持って、お客様が言葉にする前に先回りして動けるかどうか。
これができるスタッフが育つと、
本当に“いいお店”になります。
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思い出すのは、20年前のある店長
そういえば…
20年ほど前に、中野くんという店長がうちにいました。
彼はどちらかというと無口で、
**「元気な接客はあまり得意ではないタイプ」**でした。
でも不思議なことに、
中野くんがいた頃のお店は、お客様がしっかりリピートしてくれて、売上も安定していたんです。
ある時、その理由を本人に聞いてみると――
「僕は、お客様と話すのが得意じゃないので、
代わりに“してほしいこと”を察して、先にやるようにしています。」
と、穏やかに答えてくれました。
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“型”だけじゃなく、“個性”を伸ばす
この時思ったのは、
接客にはいろんなスタイルがあるということ。
お店としての方針はもちろん大切だけど、
スタッフそれぞれの強みを活かした接客を伸ばしてあげることも、もっと大切なんじゃないかと感じた瞬間でした。
「察する力」も「笑顔のパワー」も、それぞれが持つ接客のカタチ。
これからも、**お客様のためになる“その人らしい接客”**を育てていきたいと思います☺️