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ジュクコさんのブログ「お受験ブルース」は毎回読むのを楽しみにしているブログのひとつです。


ジュクコさんはこの本の著書の方です。

プロ家庭教師として何百人もの受験生と向き合ってきた方だけあり、現在の中学受験を中心とする受験業界の一端を知ることができ、参考になります。


「お受験ブルース」の202216日の記事で、小学校受験及び私立小学校について書かれていました。


失礼ながら私なりに要約させてもらうと、

  • 中学受験するなら私立小学校は不利
  • 私立小学校の子は、中学受験しなくても内部進学のため塾通いする率が高い
  • 中学受験だけで言えば、公立も国私立も成功率も失敗率もあまり変わらない
  • 深く考えず私立小学校に通わせている親が多いのではないか

ということかなと理解しました。


実際、長子を私立小学校に通わせてみて、主に通塾について思うことを書いていきます。


塾を含め習い事に行っている児童がほとんどです。

実際、データでも示されていて、文部科学省による「子供の学習費調査」によると、私立小学校の年間の学校外活動費は約65万円であり、公立小学校の年約21万円と大きな差があります。


私立小学校に子供を通わせている親は、小学校受験のために幼児教室に通っていたので、塾に通わせることに抵抗がない、むしろ当然のことと思っている人が多いのかなと思います。

(我が家は長子の小学校受験では最低限の幼児教室通いでしたがそれはレアケースです。)


ちょっと前までは、高額な幼児教室に通わせるだけの財力があることが、(親同士のマウンティングも含め)小学校受験できる第一関門であったという面もあります。


ところで、聞いた話ですが、某有名私立大学の附属小学校では、学校は学友を作るところであり勉強は家庭で責任を持って行うようにという趣旨の話がされるそうです。

こういう学校では、通塾が多くなっても仕方ないのかもしれません。


長子の学校では、先取り学習をしないように(塾中心となって)学校での学習が疎かになることがないように、といった注意が度々なされます。

その意図は、既習だということを授業でひけらかしたり、授業の手を抜いたりすることに対して、長子の通う小学校は好ましく思っていないということです。


一方、長子の学校で扱われる国語と算数の問題集は、進学塾向けとして販売されている(書店では売られていない)ものだったり、市販の問題集の難しい部類(トップクラス問題集など)のレベルだったりするので、ついていくのが難しい子が出てきてしまってもおかしくないなと思います。


中学高校で言うところのいわゆる深海魚に小学生でなってしまうというのは、公立に行っていたら深海魚になんてならないポテンシャルがあるだろう子供にとっては不孝この上ないことです。

もし、子がそういう状況であるのなら、親は自分の子を客観的に観察し、潔く軌道修正(=公立小学校に転校する等)する責任があると個人的には思います。


ジュクコさんが書かれているとおり、中学受験が第一目的であれば、私立小学校に通うのはメリットがないと思います。

子の情操教育など、公立小学校で得るのが難しい面を主目的とするならば、各家庭に合った私立小学校を受験し、縁があれば通ったらいいと思います。



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