時代劇好きの私が、久々に時代劇の劇場版を見に行ってきました。
これなんですよ、製作段階から完成を心待ちにしていた映画なんです。
というのも、初代長谷川平蔵を演じていたのは、松本幸四郎さんの祖父である初代松本白鸚氏なんです。
そしてテレビシリーズの最後の長谷川平蔵役は、叔父である中村吉右衛門氏なんです。
祖父から子へ、そして甥っ子へと受け継がれたこの「鬼平犯科帳」シリーズは、根強いファンのいる時代劇といって良いと思います。
初代の鬼平では、松本白鸚氏と中村吉右衛門氏の親子共演があり、中村吉右衛門氏の時には甥っ子の松本幸四郎さんと共演し、今回の鬼平では息子の市川染五郎さんとの共演があります。
最新版「鬼平犯科帳」は、現在4作品が完成しており、劇場版を除く2作品がCS「時代劇専門ちゃんねる」で放送がされました。
この3作品を見て思った率直な感想は、所々のセリフが吉右衛門氏の声にそっくりなんですよ。
「でくの十蔵」では、柄本時生さん演ずる「小野十蔵」に対してい一喝する「ならぬ」と言うセリフなんですが、この声のトーンが本当によく似てるんですよ。
「血闘」の劇中の長谷川平蔵が悪党に対して放つ「おめぇ~たちだけは許しちゃおけねぇ~」と言うセリフも、吉右衛門氏の声と聞き間違えるほどソックリでした。
そして、4作目「血頭の丹兵衛」も来月の6日に放送が決定しています。
今回のキャスト陣は、かなり高身長の方が多いので、殺陣にもかなりの迫力があります。
時代劇がお好きな方は、是非ご覧になってください。