コーヒーウンチク 47 | ボゴダ 根本海岸~近江八幡日記

ボゴダ 根本海岸~近江八幡日記

南房総最南端 元珈琲工房ボゴダ 現在 琵琶湖畔近江八幡 コーヒーローストボゴダ 店主の日常と戯言


豆の重量の数学と 科学?

と 難しそうなことを書きましたが
生豆から焙煎済豆になることで
重さがどれだけ変わるか?
の 説明などであります


精製された珈琲生豆に含まれる水分が
焙煎によって 蒸発するため

焙煎済みの豆を 最 終 的 に
200g にするには
生豆は 20% 増しの 240g  必要
浅煎り、深煎りで 差が出ますが
おおよそ そう考えて間違いありません


例えば 浅煎り
生豆 240g  →  約14%  目減りして
焙煎後 206g

例えば 深煎り
生豆 240g  →  約18%  目減りして
焙煎後 197g       になります

そして ここから 
ハンドソートすることによって
6粒 で 1g    と計算して
豆によって 大差がありますが
20粒 〜 100粒 取り除くことで
3g   〜   16g   目減りします


上記の豆から 例えば
20粒 取り除いたとして 
結果
浅煎りは 203g
深煎りは 194g      が完成形です

個人的には 200gを売る場合
豆の状態、焙煎度合を考慮して
240   〜   250g    で焙きますが・・・


焙煎された豆は 同じ200g  でも
深煎りの豆は 浅煎りの豆より
体積は 大きくなります
これは 長い時間焙くほど
豆が膨張して大きくなるからです

つまり 深煎りの豆の方が
一見 たくさん入っているように
見えるのです

ここのところは 化学 ですかね?


余談ですが

生豆をその場で焙煎するお店で

200g 生豆 ¥1,200

の表示があったとしたら
焙煎後は 170g  ですよ


もうひとつ余談ですが

2,500,000円はするという
自動電気スーパー焙煎機により
2〜3分で焙かれた豆の袋に
生豆 200g   焙煎後 192g
の表示があり 
それを飲んだときほど
ショックを受けたことは
未だかつて ありません


 二 三 分


 焙 け る は ず な い


 中 は 生










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