たまっていた番組をやっと見終えました
それだけ見るのが億劫で
これほど娯楽性のなかった大河は
自分の中では初めてでした
しかしそれだけ動きのない退屈なドラマゆえ
役者の演技は なかなか卓越していた気がします
〇 最優秀主演女優賞 : 井上真央 (久坂美和)
動乱の中 一貫して静かに男たちを見守るという
表情とセリフ回しだけが求められる演技を
見事にやり切りました 特に眼力は素晴らしかった
〇 最優秀主演級男優賞 : 高良健吾 (高杉晋作)
?? と言われそうですが
吉田松陰、久坂玄端、高杉晋作 そして 楫取素彦 と
主演級が変わっていく中で 一番異彩を放っていた
取って付けた感はあったが 一番カッコよかった
ということでこの人
〇 最優秀助演女優賞 : 三田佳子 (阿久沢せい)
壇ふみ の一人勝ちかと思いきや後半大逆転です
70を超えた今も バリバリ さすが 大女優です
この人の登場で 画面が締まりました
〇 最優秀助演男優賞 : 江守徹 (阿久沢権蔵)
大河の主演級を務めてきたこの人も 年を重ね
セリフ回しが たどたどしくなったように見えるのは
熟練の演技 それとも本当に老いぼれた?
いずれにせよ その雰囲気がぴったりハマっていた
見事な イヤラシイ存在感でした
(このカンジでのご活躍を願います、個人的に)
〇 審査員特別賞 : 内藤剛 (椋梨藤太)
三枚目もするこの人が 終始一貫
表情を変えず 常に何かを策略している悪人?の演技
これがシビれた 登場が待ち遠しかった
〇 最優秀ミスキャスト賞 : 原田泰造 (杉民冶)
コメディアンのわりには 演技は上手いし好きな人だが
この役に最後まで存在感がなかった この人でなくても
もっと 空気みたいな存在ができる人の方が良かったと思う
それ以外では 杉家の 長塚京三はさすが
後半の 優香の成長した演技も見ものでした
たとえ 脚本が面白くなくても 人に感動を与えなくてはいけない
やはり 大河に出る役者さんは ホンモノだなと思わせられた
今回は 前半だけを2時間ドラマにすれば
娯楽作品として楽しめるのではなかっただろうか?
どうしてこんな面白くない題材を大河にしたのか?
については
舞台の山口が アベチャンの生まれ故郷 だから・・・
ら し い (-з-)
今年からの 「真田丸」
初っ端から とにかく おもしろい!
やはり 戦国ものは王道だが
現代とのギャップと共通性が
見ていて解りやすいのではないのだろうか?
日本大河ドラマオタク協会審査委員長
ボゴタケル
σ(^_^;)