本日ファスティング3日目のファスティングカウンセラーの今西綾子です
昨日は娘の小学校の、
移動演劇教室の鑑賞に出かけてきました
撮影はできなかったので、
国立能楽堂の写真をお借りしました
このお誘いをいただいたのは、
PTA総会資料の打ち合わせをしていた時、
教頭先生からでした
月末だったので、
スケジュールが微妙なところだったのですが、
なかなかないチャンスだったので
何を鑑賞してきたかといいますと、
「狂言」
流派は、
あのお家騒動のあった
「和泉流宗家」
最初のご挨拶は、
あの和泉節子お母様だったのです
テレビのままでした
残念ながら和泉元彌さんは、
お仕事の都合で、
来校されていなかったのですが、
先週移動演劇教室のあった小学校では、
舞台に立たれていたそうです
今回、狂言師としておいでになられたのは、
テレビで見たことがある
和泉元彌さんのお姉さまお二人で、
和泉淳子さんと、十世 三宅藤九郎さん
こちらも、テレビのままでした
女性の狂言師は、
和泉淳子さんと、
十世 三宅藤九郎さんだけだそうですよ
和泉淳子さんが、
狂言の歴史について、
いろいろお話をしてくださいました
舞台の正面には「松」
「小さな4本の柱」
「小さな松」
「小さな橋」
がありました
これらで「庭や外」を表すそうです
昔は、松に向かって狂言をしていたそうです
なぜ松に向かって
それは「松に神様が降りてくる」と考えられており、
狂言を神様に捧げていたということでした
和泉流には伝統的な狂言が254曲あり、
親から子、子から子に、語り継がれているそうです。
狂言は、600年前の人の表現なので、
いまと表現の仕方が違っていたりします
例えば、犬の鳴き声、
いまは「ワンワン」「キャンキャン」ですが、
600年前は、
「ビョウ ビョウ ビョウ」と聞こえていたそうです
扇を使って、物を切る真似をしながら、
「ヅカ ヅカ ヅカ」
ノコギリで木を切っている表現とのことでした
分かる表現もあるのですが、
分からない表現もあって、
でもこれらを聴いてから鑑賞すると、
繋がりますよね
狂言は、
「表情、言葉、動き」で、
表現し、
想像力で観るということでした
「新作狂言 桃太郎」
「狂言 盆山」
を、鑑賞しました
ワークショップでは、
子ども達は狂言のお稽古しました
実際には、
1歳半からお稽古をして、
3歳で初舞台を踏むということでした
狂言のお稽古は、
教科書はなく、
「心、頭、体」を使い、
何に気がつくのかが、大切だとおっしゃっていました
目が向くということは、心が向くということ
集中することで、いろいろが見える
いい声を出すには、いい息を吸う
聞いたこと、見たとおりを、全力でやってみる
ファスティングと一緒ですね
十世 三宅藤九郎さんより、
子どもたちに、
「大人だから、子どもだからはない。
その時に100%出し切る。
一生懸命にやる。
できるようになることは大切。
でも分かるようになることが、もっと大切。
自分が頑張っていると、
胸が張れるように、
文化を発信できる人になって欲しい」
と、エールが送られました
私も子ども達に負けないように、
頑張らなくちゃです
片づけ風景を
いつか、また狂言を鑑賞したいなと思います
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