その続き | 大場浩平

大場浩平

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薬師寺ジムで働くのも今月までかと思うとなんだか寂しい気持ちがあります。



自分が選手としてやりたい、と思ってからこのジムで働くことで



自分に無い物を持っている選手や会員さんの向上心や上達を見ていくことで「自分がやりたい」という気持ちをなんとか抑えれてたんだと思います。



「やるべき」「やらないべき」の葛藤、というより



既に「やるべき」と殆ど決まっていて、そのチャンスの時がくるのを待っていました。



その隔たりには家庭の事情も変わっていき「やっぱ諦めた方がいいかな…」と思ったこともしばしば。



中途半端な気持ならカムバックしたいなんてなかなか言えないし、当時はその気持ちを一部の人以外にはとても言えませんでした。



その間経験したのは苦い思い出ばかり。薬師寺ジムで働く以前の


「やりたい」

「やってはいけない」

「やるべき」

「やらないべき」


そのグルグル頭の中で悩む半面、許し難い発言もちょくちょく耳にしました。


「お前元プロボクサーで元日本チャンピオンだったらしいな?じゃあもし俺がやってたら世界簡単に取ってるな(笑)」


全然親しくもない、ロクに名前も知らないような連中に舐められ


世界挑戦すら一度も叶わなかった自分のいた業界がどれほど簡単ではないか


何度「思い知らせてやりたい(怒)」と思いそれをどれだけ理性で抑えてきたことか(笑)


まあそういう挑発はとっくに克服し流せるようになったんですが(笑)


それは舐められやすい自分の外見と性格にも問題があったと思います。今でも十分ありますが(笑)



話が大分逸れてしまったんですが



プロボクサー引退して6年め。カムバックしたくなってからはこれで4年め。



時間だけどんどん過ぎていって



でもその時間を無駄だとは思いたくなくて



これも自分にとって大切な経験になると思ってます。



薬師寺ジムで得る物は沢山ありました。元々知ってた小手先の技術ではなく





「毎日自分自身に勝つこと」





選手を全力で指導することでコレが必ず必要なんだ、と自分自身が学ぶことができました。




現在




「俺だっていつかは楽したい。でも今じゃない」




と想ってます。



写真は薬師寺会長と木村トレーナー、山本トレーナーとです。