東電OL殺人事件 (新潮文庫) 佐野 眞一 1997年に起きた事件、もう11年になりますか。この本は1審で容疑者のネパール人に無罪判決が出たところで終わっていますが、その後上級審では無期懲役となり今再審請求しているようですね。この本を読む限りですが、有罪とするには物証がたりなすぎるような気がします。素人が言うべきことではないでしょうが。 被害者のOLは、尊敬する父の死が主となる原因で「堕落願望」のまま堕ちていったのではと作者は書いています。専門家の意見も書かれていますが、完全に父親に依存した女性に間々見られるケースだそうです。女の子はいませんが子を持つ親として子育ての難しさも感じました。 それにしても、彼女の堕ち方はすさまじいの一言です。堕ちたい願望を少しは理解できますが、なぜそこまでと、はかなさを感じます。「普通に生きる」ことが、一番難しいことなのかもしれません。 東電OL殺人事件 (新潮文庫)