今日は久々ちょっとブチキレるから。
オレが声楽家だというと、たまに「私も声楽やってるんです」って言ってくる人が居る。
そういう人は大抵、趣味でコーラスやってるか、ミュージックスクールの声楽コースに通っているか。
悪いですけど、一緒にしないでいただけますかぁ
こちとら趣味でちゃら~~っとやって楽しんで終わりっていう簡単な世界とは全然別なんだよ。
そりゃ、最終的には脱力してちゃら~~っと気軽に歌えればいいんだろうけど、そこまで行くまでの積み重ねとか、持ってるベースとか精神とか信念とか執念とか、もう端っからまるっきり全っ然違うんで。
そもそも、素人さんが「声楽やってます」って言わないように。
せいぜい「歌習ってます」程度にしたほうがいいよ。恥かくだけだから。
かつてはぼくも素人軍団のコーラス団に入ってた。ソプラノでソロ張ってた。
設立当初はみんな学生で若くって、イケイケゴーゴーでガッツリ熱いハートでやってたけど、そのうち社会に出たり家庭持ったり、長年続いてマンネリ化したりして、音楽に向かう姿勢そのものがいい加減になってった。
練習に遅れたり、譜読みそのものやって来ずに練習出てきたり。
仕事しだすと時間ないんだよ、とか、家族優先にしなきゃとか。
社会に出たら君も解るようになるよって。
最果ては「いいじゃん、うちら素人なんだからさ」って言い出した。
いい音楽が作れないことを、自分たちが素人だからの一言で片付けた。
オレは常に全パート譜読みして、いつ何時ヘルプや指導の声が掛かっても出来るように準備した。社会に出ても、それは変わらず同じだった。オレには解らなかった。
人に聴かせるために歌うんだから、完璧以上のものを常に求めた。
それはあんたはプロやから考え方が違うんでしょ。
オレはキレたよ。
恥ずかしながら入場料とって演奏会してる身で、お金払って聴きに来てくれる人がいる分際で、たとえ本当に素人楽団だとしても、心構えがそれではいけないんじゃないのかって。
素人でもプロ顔負けの精神で舞台に向かう楽団もある中で、一番言っちゃいけない言葉を簡単に当然のように口にする楽団員が一人でもいる所でオレは歌えないって言って、キッパリ辞めた。
そらぁあんたはプロやから……云々。
一番ショックな言葉だったな。
そんな考え方してるヤツと一緒に歌ってたってことが。
どうせそうなんだよな。
素人とプロの違いは、本気度の違い。心構えの違い。精神の違い。執念の違い。
大袈裟な話でなく、オレらは音楽に命懸けてる。身体張ってる。
ちゃら~~っと楽しみ程度に歌習ってるヒトと、一緒にしてくれるな。
歌に本気で身体張れないヤツが『声楽やってます』って言ってくれるな!!
果てし無くめんどくさいヤツが居たので、ちょっと我慢ならんかったんだ。
乱文多謝
たまに思う。
音楽家って孤独だなぁと。
よっぽど解ってもらえない世界なんだかなぁと。
その辺ちょっと難病と一緒だな……
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