日本の首都、東京。
国内の経済や流通を一手に担う、言わずと知れた大都会です。

西に目をやれば立ち並ぶ高層ビル。東に目をやればありとあらゆる興行。

日本でもっとも選択肢が多い街であり、退屈とは真逆に位置すると言えるこの場所ですが、私はどうにも好きになれません。

理由はいくつもありますが、大きく取り上げるとしたら「人の住む場所ではない」という点でしょうか。

東京の大学に進学しておきながら卒業後は一瞬で地元にとんぼ返りした私が言うのですから間違いありません。

これを言うと東京の人は「田舎の人ほど『住む場所じゃない』って言うよね(笑)」とおっしゃいますが、それこそが東京の汚い空気に染まりきった傲慢さの証であるといえます。

そこで東京と地方どちらにも居住経験がある私が、いかに東京が住むのに適していないかを客観的かつ公平に論じることで、その実態を明らかにしたいと思います。


まず、人が多すぎます。
総人口の10分の1くらいが住んでいるのですから当然といえば当然でしょうが、いくらなんでも限度というものがあります。

どこへ行っても人、人、人。人を避けようとして人混みに突入している状態です。

大げさだという人は昼時の二子玉川のマクドナルドに足を運んでみてください。

もうとんでもないです。

店の外まで続く行列に満席の店内にパンパンの通路と、インドの電車みたいになっています。

こんな施設としての機能を果たしているのかわからない混雑状況を見てもまだ同じことが言えますか。



ちなみに律儀にこの列に並ぶとお昼休みなど平気で消し飛びます。
お前のどこがファストフードなんだ。


次に、汚すぎます。
正確には、汚くても平気な人種が多く住みすぎています。

人が多いだけなら百歩譲ってまだいいのですが、人が多すぎることで街の許容量を超えてしまっていることに問題があると思います。

その最たる例が衛生環境でしょう。

先日渋谷に行ったとき、ゴミ掃除のおじさんが掃除したばかりのエリアにたばこの吸い殻と唾を吐き捨てる若者を目撃しました。

そして、若者の数だけたばこの吸い殻が落ちています。
1mおきに道に吸い殻が落ちているので、パンくずをたどるヘンゼルとグレーテルの気持ちを味わうことができました。

それだけゴミが落ちている不衛生な環境ですから、当然デカいネズミや黒くて嫌な虫もわんさかいます。

そんな日本とは思えない光景を目の当たりにし、転がしていたキャリーケースを手で持って歩く羽目になりました。

車輪のついた荷物を転がせない土地の何が都会だ笑わせる。
こんな便利グッズの「便利」の部分を損なわせるような場所が点在している街に住みたいと、私にはとても思えません。


三つ目の理由ですが、物価が高すぎます。
家賃、食事、娯楽、日用品。どれをとっても高いです。

彼らは「その分給料も高いから」と主張しますが、何のプラスにもなっていません。
右足を骨折しておきながら「左足は無事だから」と言われてもという話です。

たとえば家賃です。頭がおかしいと思います。

私の住む地域では月6万円も払えば駐車場付きの広々とした物件に住めますが、東京では、同じ金額だと駅まで20分かかる収納スペースみたいな物件を紹介されます。

貸す方と借りる方、両方がイカレていないと成り立たない商売です。

さらに許せないのは駐車場です。

地方ではスーパーも病院も役所も無料で停められますし、バカみたいに広いので停め放題です。
 
しかし東京では、車を置いておくだけでお金を取られるばかりか、地方の一軒家よりも高い駐車場もあります。

もういっそ車に住んだらいかがですかと言いたくなります。

衣食住、とりわけ生活の基盤である住を満たすことがこんなにも難しいのに、東京に住みたいというあなたはどうやって生きていくつもりなんですか?



以上、三つの観点から東京について論じてきました。

ここまで読んでなお東京に住みたいという方は、相当な都会適性を持っていると思います。
言い換えれば極めて高いストレス耐性を有しているということですので、誇るべきことです。

私は欠片も持ち合わせていないものですから羨ましささえあります。

しかし私は東京が嫌いかと言われたら別にそんなことはありません。

友人のほとんどは東京にいますしライブだってあるので、今後も東京には遊びに行きます。そして用事を終えたら速やかに地元に帰ってきます。

地方、いいところですよ。
皆さんも一度来てみてから文句を言ってみたらいいと思います。

お待ちしております。