桑(くわ)の木工については、

身近で、

使った経験があります。

 

それは、

囲碁に使う[碁笥(ごけ)]です。

 

[碁笥(ごけ)]とは、

馴染みのない言葉でしょう。

 

碁石を入れる、

容器です。

 

[碁笥(ごけ)]の[笥(け)]の字が、

あまり使われない文字ですね。

 

しかし、

無縁かといえば、

そうではありません。

 

家にあれば 笥に盛る飯を 草枕

旅にしあれば 椎の葉に盛る

 

有名な有間皇子の歌ですね。

 

しかし、

民俗学者の折口信夫は、

これを、

認めていません。

 

後世の人が、

有間皇子に仮託して詠(よ)んだ歌、

としています。

 

有間皇子は、

政争に巻き込まれ、

19歳の若さで、

刑死するのですね。