家にあれば 笥に盛る飯を 草枕

旅にしあれば 椎の葉に盛る

 

きのうご紹介した、

有間皇子の歌です。

 

きのうも述べましたように、

有間皇子は、

19歳の若さで、

[刑]死するのですね。

 

そうしますと、

この歌は・・・

 

[刑]が決まってからの歌なのか?

それより以前の歌なのか?

 

どうしても、

読み手のほうに、

[刑]の存在が、

浮かんできます。

 

この旅が、

[刑]死に、

繋がっていると・・・

 

コトの顛末(てんまつ)を知っていますと、

どうしても、

そうなるのですね。

 

ハナシは、

少しそれますが、

有間皇子は、

中大兄王子〈なかの おおえの おうじ〉に捕(と)らえられ、

刑死させられます。

 

中大兄王子とは、

天智天皇のことですね。

 

658年のことです。