こんにちは。
今回は、玉簾(たまだれ)の滝です。
(茨城県日立市東川内町 訪問日:2020年12月)
前回の生田の滝群の撮影を終え、次は同じく常陸太田市の”鍋足山の滝群”を訪問しました。ここも山の中に複数の滝があるらしく、期待していましたが、実際行ってみると、滝には水が殆どありません。
もう一箇所、別の滝を訪れるも、同じく水量は僅かであり、ここも残念
”今日の滝めぐりは、やや消化不良だな~” と思いつつ、帰路に着くことにしました。
しかし帰りの道で偶然に、”玉簾の滝” の案内板を発見。全く予定に入れていませんでしたが、本日の収穫が不発? に終わっていたこともあり、導かれるように立ち寄ることにしました。
さて、玉簾の滝ですが、玉簾寺の境内にある段差約20mの直瀑です。滝の命名は、かの水戸光圀が滝を詠んだ詩に由来すると云われているそうです。
専用駐車場もなく、邪魔にならない所に駐車します。道路からフェンス越しに見ることができますが、滝の傍まで行くことはできません。何枚か撮影していると、写真にも写っていますが、滝の正面に東屋があり、あそこからならば良い写真が撮れるはず、と気づきました。
そこで、境内に入ろうとするも、封鎖されていて中に入れません。見ると、”ご用の方は社務所まで”のような案内があったので、道路を挟んで反対側の社務所を訪ねました。
まだ、話が続きますが、この辺で写真をどうぞ
前半の話の続きです。
社務所の扉を開けると、誰も居られなかったので、呼び鈴を押して待ちました。程なく住職らしきお坊さんが見えて、”境内から滝の写真を撮りたい”と告げると、
”お参りされるのであれば撮影は可能” とのこと。
(実質入場料の)お線香代を払い、お坊さんが開けてくれた入り口から、ようやく境内に入ることができました。
お線香を常香炉にくべ、参拝を済ませ、
”これで、撮影ができる”
と高揚する心を押さつつ、例の東屋を見ると、その東屋行きを封鎖するようなバリケードが目に飛び込んできました。 まさか・・・
殆ど同時に、お坊さんから、
”写真は、お堂の裏からしか撮れないのであしからず”
と一言。結局、意図した撮影は叶いませんでした。というか、さっさと撮って帰ってくれ、といった雰囲気を感じました・・・
でも、よく考えると、お寺は本来参拝するところであって、この導きは全く正しいものです。観光客で滝の周りをワイワイ騒がれるのは、仏様も不本意でしょう。
撮影したい、でも思いどおりにならない。
前のイノシシ騒動、水が枯れた滝もそうでしたが、世の無情を思わぬところで体験できた、貴重な一日でした。
この滝の写真としては、色々な角度から撮れなかったものの、紅葉がギリギリ間に合って綺麗な色が撮れて良かったです。色々ありましたが、急遽この滝に寄って正解でした。
では、また