「ONE PIECE FILM Z」

ONE PIECE FILM Z オフィシャル ムービーガイド (集英社ムック)/集英社

￥1,000

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評価　４／５

監督：長峯達也

出演者：
田中真弓
中井和哉
岡村明美
山口勝平
平田広明
大谷育江
山口由里子
矢尾一樹
チョー

公開年：２０１２

国：日本

ジャンル：アニメ

好評
　今までのワンピース映画の中でもかなり愛される作品になるだろう。
　前作「ストロングワールド」は監督を尾田先生がやったそうですが、今回は映画、特にアニメ映画としての完成度が高かったｔお思います。
　さまざまな点があります。
　一つはアクションシーンの見せ方も漫画にはできない、三國無双のような演出にしたこと。これによってより、攻撃の迫力が伝わったのではないかと思います。
　2つ目は、海軍の描き方です。ちょっと見間違えるとやくざのような映し方、漫画でもそうですが。それによって、作品にかなりのメリハリが出ていたと思います。メリハリとは、ゼットと海軍の差異をはっきりとだすことです。
　三つめは、はやりなんといってもストーリー構成とゼットのキャラクターに尽きると思います。何とも愚直で、今まで何度とやられてきたストーリーですが、ルフィやワンピースの持つ男が惚れる男らしさが前面に出た作品なのではないかと思います。それはストーリーとゼットがかなり際立たせているのではないでしょうか。
　２点だけ、言いたいことがあります。
　画質がちょっと。エヴァを見た後だと、いろいろと荒が目立ちます。製作期間が短いかもしれないので、それは何とも言えませんが、歴史に残る名作にはなりえないのではないかなと思ってしまいました。
　アルマーニとアビリルの起用。お金が必要かとも思いますが、正直この点でかなりマイナスです。これのせいでところどころ幻滅です。もっとさりげない使い方があったのではないかなと思います。
　それらを加味しても素晴らしい作品です。
　家族でぜひみにいってください。

ポイント：

①自分の感情が動かされた

　はやりゼットに泣かされます。あの歌は忘れません。
②世界観が変更さえたか
　これは一切ない。

③引き込まれ方
　期待していなかったこともあり、服とエンディングの曲以外は引き込まれました。

概要

原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーを務める^[2]。尾田が製作に参加するのは、2009年12月に公開された前々作『STRONG WORLD』以来2作ぶり。『STRONG WORLD』の公開後、尾田は原作の執筆と映画の製作総指揮を同時進行で行った多忙から「もう二度と映画には深く関わらない」と考えていたが、映画スタッフからの相談を何度か受けるうちに総合プロデューサーとして参加することになった^[3]。

劇場版『ONE PIECE』シリーズ初の「最後の海 新世界編」を舞台としたストーリーであり、「魚人島編」直後の物語を描く^[2]。

監督は本シリーズ初参加となる長峯達也、脚本は『ONE PIECE』ファンを公言する放送作家の鈴木おさむ^[4]、オープニング音楽は展覧会『ONE PIECE展』のテーマ曲を手がけた中田ヤスタカが担当。主題歌は、劇場版では初となる海外歌手としてカナダの歌手アヴリル・ラヴィーンを起用^[1]。また、ゲスト声優としてゼットの部下・アインの声を女優の篠原涼子、同じくビンズの声を俳優の香川照之が担当する^[5]。

入場者には先着で、尾田描きおろしのコミックス「第千巻」などが入った「海賊の宝袋」がプレゼントされる^[6]。