What does People Make Every Day for People? -5ページ目
コクリコ坂から [DVD]/スタジオジブリ
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評価 2/5

監督:宮崎吾朗
公開年:2011
国:日本
ジャンル:アニメ

好評
 宮崎吾朗監督、2作目の作品。前作がお世辞にも面白いといえないものだったこともあり、今回の作品にはとても期待していた。
 今作はジブリの中でも、現実によった作品である。「耳をすませば」などの系統の作品であった。
 正直な感想は、普通である。
 青春時代の恋模様や、個々人の興味への傾倒といったことが描かれたものであった。しかし、そこにアニメ化することで表現したいことがあまり見いだせなかった。
 ストーリーと、作画、演出とが、絡み合い、極上の作品を作り出すまでに至っていなかったと思う。
 ただ、前述した、ジブリ映画の現実思考の作品として、次回作への布石にはなったのでないかと思います。

ポイント:
①自分の感情が動かされた
 とくに動かされることもなかった。兄弟オチからのそうでないということであったが、そこにもっと工夫を凝らして、感情の抑揚をもたらして欲しかった。
②世界観が変更さえたか
 そういう作品ではないのかもしれない。しかし、アニメ映画における最大の効果は、世界観の破壊ではないかとも思っている。現実的青春アニメであっても、秒速のような作品は作成できるのである。
③引き込まれ方
 アニメとしのクオリティはさすがであったので、素晴らしいと思う。声優も芸能人ではあるが、さすがジブリ、あまり目立った違和感はなかったと思う。

概要

 乗った船が遭難し、行方不明となった船乗りの父と、仕事のためにアメリカに渡ったカメラマンの母を持つ小松崎海は、母の留守中、小松崎家を懸命に切り盛りしていた。

 そのころ、海たちが通う港南学園では、新聞部部長の風間俊と生徒会長の水沼史郎が起こす騒動によって、生徒と教師が翻 弄されていた。突如として新聞部によって発表される「ミスター・ミス港南」、物理法則をめぐる風間と水沼の賭け、制服廃止運動をめぐる風間と水沼の対 立…。こうした一連の騒動を海は冷ややかに見つめていたが、制服廃止運動の敗北の責任を風間が一身に負わされるのを見て、いつしか海は風間を擁護する声を 上げるようになる。風間もまたひたむきな海にひかれ、2人は交際を始める。しかし、ある日、水沼は風間に海と交際しないよう忠告する。