今回からはスペインです。
バルセロナでは沢山観光してきました。数回に分けて紹介します。
先ずはバルセロナの歴史から
スペイン・カタルーニャ州バルセロナ県に属し州都で人口はマドリードに次いで2番目の観光都市です。
イベリア半島の北東岸に位置し地中海に面しています。フランス国境からは160㎞。
紀元前20年ローマ植民地を建設しました。4世紀にはローマ軍の宿営地になっていて現在も痕跡が残っています。
5世紀にはゴート王(フランスからイベリア半島を支配したゲルマン系15世紀になって国王)の支配下に置かれ7世紀ころまで文化芸術が盛んになりました。
8世紀初頭からイスラム勢力に征服され、9世紀にはカール大帝がやってきて争いの多い時代に入っていきました。12世紀になるとアラゴン連合王国(地中海の領主の連合国)を構成して港を中心に発展しましたが15世紀になってスペインの中心はマドリードに移ると街は衰退していきました。
17世紀の収穫人戦争(カタルーニャの反乱ともいわれ三十年戦争の時に農民たちが迫害されたことがきっかけで起きた)でさらに荒廃し包囲戦が3回起こり城塞が出来ました。
19世紀に産業革命がおこり同時に街づくりも行われ(城塞は破壊された)バルセロナは復活しました。
1936年から3年間起きたスペイン内戦、共和国政府側に着き無政府主義運動の拠点になりました。反乱軍(フランコ氏)に侵略されその後恐怖政治が10年間続きカタルーニャ語も禁止されフランコによる長期独裁政治が行なわれました。1970年代反政府運動とフランコ氏の死去をきっかけにバルセロナは今日のように繁栄してきました。
バルセロナはガウディの建築が多くあって情緒ある素敵な街のイメージでしたが50年前まで独裁政治がされていたなんて!調べるって無駄じゃなかったと改めて思いました。
誰もが知っているガウディ設計のサグラダファミリアが見えてきました。
ドッカーン!!まだ完成までは数年のこの時期、建物の下部分の古い感じと塔の現代的な感じがいいですね~
予約時間まで建物をじっくり
大きすぎなので左側の建物です。白いですね。
向かって右から教会を一周してみました。
後ろ正面(木が茂っていたので斜めから)
カトリック教会のバシリカで聖家族贖罪教会(Temple Expiatoroi de la Sagrada Familia)が正式名です。
着工は1882年3月19日で2026年に完成予定です。(私たちは2018年12月末に訪問しました。)
設計者はアントニオ・ガウディ。ユネスコの世界遺産に登録されています
資金不足で工事がなかなか進まず1990年から拝観料収入が増えて資金のめどがつきました。
教会を1周したところで中の見学の時間になりました。
つづく
読んでいただきありがとうございました
建物の細部の写真を載せます。興味のある方は見てくださいね。