トラベルノート フランス⑩ ナンシー(Nancy) アールヌーボーと3つの広場 | 細かすぎるオランダ紀行

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2018.6 ~2023.9夫の転勤でオランダに。オランダのおすそ分けです。

フランス北東部に位置するナンシー(グラン・テスト地域圏、ムルト=エ=モゼル県の県庁所在地)は11世紀ロレーヌ公ゲラルト1世が封建時代に城を建てたことが始まりとされています。

13世紀ロレーヌ公国はシャンパーニュ伯継承戦争で神聖ローマ帝国と戦争になり徹底的に破壊されその後再建されました。

18世紀スタニスラス(ポーランドの国王)によって街は整備されました。

フランス革命時1790年ナンシー事件が起こりました。

 

15世紀からガラス工芸が発展し盛んでしたが、19世紀になって鉄鋼業がそれに代わりました。19世紀~20世紀初頭にアールヌーヴォーが隆盛を極めました。

 

ナンシーの3つの広場はユネスコの世界遺産に登録されています。

①スタニスラス広場

広場を囲むように市庁舎、美術館、ナンシー凱旋門があります。18世紀スタニスラスが国王を讃えて造りました。国王広場ともいわれています。

市庁舎

中央の像はスタニスラス像

ナンシー凱旋門

金色の門が6か所あります。

市庁舎のテラスから見た広場、右が美術館

②カリエール広場

凱旋門を挟んで東側にあります。

18世紀ロレーヌ公宮殿が造られましたが起源は16世紀

当時は馬上槍試合が行われていました。

③アリアンス広場

ロレール公家とフランス公家の同盟に由来した広場です。

 

街にはアールヌーボーを取り入れた建築が立ち並んでいます。

外側から内側までアールヌーボーの粋を集めた家、マジョレル邸

街のには門がいくつもあります。

Porte de Citadelle ルネサンス様式の門で居住区の境界になっている

Porte de Craffe ナンシーの玄関口旧市街の北にある14世紀に建てられた要塞

Porte Desilles 18世紀、フランス最古の戦争記念碑

 

街ブラしながらアールヌーボーの建物を探したり、門がいくつもあったり

スタニスラス広場の金色の門も見ごたえがありました。

 

 

読んでいただきありがとうございました。