祝・コヤブ歴史堂 一周年 | こはにわ歴史堂のブログ

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朝日放送コヤブ歴史堂のスピンオフ。こはにわの休日の、楽しい歴史のお話です。ゆっくりじっくり読んでください。

気が付けば一年たちました。
第一回が五月十一日、

「武田信玄」「水戸光圀」「徳川綱吉」

で、始まりました。

プロデューサーの奈良井さん、チーフディレクターの堀さんに、初めてお会いして番組のお話しをいただいてからは、一年以上がたちました。
スタッフのみなさんが、みんなで知恵を出し合って、現在のような形になりました。
私は正直、たいして役にも立ってはおりません。

「こういうエピソードがあるんですが…」

と、いろいろ史料を見せてくださいます。「うわ~ ようこんな話、見つけてきはったなぁ~」と毎度毎度感心しています。

第一回の収録のときのことは、今でも忘れていません。

コヤブ歴史堂のスタッフのみなさんは、それぞれの担当に真剣に取り組まれながらも、みなさん明るく笑顔が多い。
音声さんもカメラさんも、みなさんそれぞれに「こだわり」があり、いろいろな撮影やCMや、挿入の画像などの撮影も、時間をかけて妥協がない…

私は、久馬さんとセットの裏にいるのですが、その横にはチーフディレクターの堀さんもいっしょにおられます。
打ち合わせのときは、にこやかに楽しくお話しされていますが、セットの裏では厳しい横顔で番組の進行に神経を集中されています。
ちょっとでも段取りに不満を感じられると、ワイヤレスのマイクで(もちろん小声で)鋭く厳しい指示を出されています。

前にもいいましたが、一つの「作品」は、氷山の一角で、目に見えている番組を支える見えない七割の部分がほんとうにしっかりしているんですよね。

第一回は小泉エリさんと、次長課長の河本さんがゲストでした。
このお二人に限らず、以後、ゲストに来られる芸人さんたちには、ほんとうにプロだなぁ、と、いつも感心しています。
芸人さんたちは、ほんとにその場でテキトーなことを言って笑かしているのではなく、ちゃんと考えて、練られて、どのようにすれば楽しく、おもしろく進行するか、ほんとうによく考えられてるんですよ。
プロの“話芸”にいつも舌を巻いています。

収録が終わると、「おつかれさまでした」と若いスタッフのみなさんが笑顔で声をかけてくださいますが、いやいや、疲れているのはみなさんでしょう、と、いつも思っています。

昨夜、第一回のときのビデオを観て見ました。
今まで、同じように話をしていたつもりだったのですが、声のトーンや話し方がずいぶんと違っています。慣れてきたのかな、と、思う一方で、「慣れ」はそのまま怠慢や手抜きに通じるところ…
初心にかえって、これからもがんばっていきたいと思います。