ある冬の終わろうかと言う日に1本の電話を受けました。
跳び上がるでもなく、にやけるでもないその中庸のなんとも言えない気持ちで
半信半疑の鳥肌が立つようなあまりに嬉しい電話でした。
今日、こうして皆様にお知らせできることをずっと楽しみにしばし温めておりました。
「5月9日をとにかく空けておいて」とだけお声かけしてきた方々には大変お待たせいたしました。
どうぞ、この日にCAFE KOHANHEへ足をお運びいただければと思います。
当店で初めてのライヴの開催です。
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【Kazuma Fujimoto & Shikou Ito “Wavenir” Release Tour/ 2015 Spring 】
藤本一馬 & 伊藤志宏 “ウェヴニール” リリース ツアー 2015春
出演 : 藤本一馬(guitar)、伊藤志宏(piano)
ツアー詳細:http://hummocklabel.blogspot.jp/
■鳥取公演
5月9日(土) 鳥取|CAFE KOHANHE(カフェ湖畔へ)
時間: 17:00 開場 / 18:00 開演
会場: CAFE KOHANHE 鳥取県鳥取市桜谷17-7
料金: 予約 3500円(1ドリンク500円別途 / 自由席 / 当日500円増)
電話: 0857-30-6664 メール:afilmof@yahoo.co.jp
駐車場あり:近隣「大草歯科医院」さま、「中井こどもクリニック」さまの駐車場に駐車いただけます。
(約30台)
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あのロケーションとオーナー夫妻の人柄がいつもやわらかな景色を見せてくれる
姫路のHUMMOCK Cafe。
ご飯を食べ、あるいはコーヒーを飲み、そして気になったCDを買って帰る。目的地になるお店。
ときに素晴らしく濃密なライヴを聴きに往復3時間をいとわない場所。
好きで訪れていた場所である日一枚のCDを買ったら、
めぐりめぐってライヴを開催しませんかと電話でお誘いいただいた。
略すととんでもない流れではあるのだが、そうとしか言えない。嬉しすぎるハプニング。
東京、鎌倉、栃木、山形、北海道、そして米子へと回るツアーの中に紛れて追加公演の地として鳥取公演を承りました。
昨秋のツアーを見ても素晴らしい場所場所で開催してきたライヴを恐れながらお受けさせていただきました。お話をいただきましたハンモックカフェの中村夫妻には本当に感謝です。(無事、ライヴを終えましたら改めてお礼申し上げますが、まずは何よりお話いただけたこと、光栄に思います。ありがとうございます。)
ご縁をいただいたお二人のアーティストのことを改めてとらえてみようと自分のライブラリーを漁ると
出てくる2つのCD。
藤本一馬「Dialogues」
ハンモックカフェで出会ったCDがまさにこれで中村さんが添えるCDの解説にひかれて買って鳥取までの車中で繰り返し聴いた。「まだ見ぬ風景」に聴くギターの弦1本1本を大切に弾くやさしい響きがいつまでも残っていてギターの上で軽やかに踊る彼の指を見たいと思った。
その想いは彼のオレンジペコーとしてのライヴを2度見ることで叶ってはいるが、やはりこの小さなカフェで数メートルの距離で見れることは嬉しい。
shima & shikou DUO「ROAD TO DEEP NORTH」
学生時代に手にしたこのアルバムから「浮雲」を改めて聴くと
ドラマチックなピアノが焙煎機の煙突から流れ出た煙が風に飛ばさされ空へ、
遠く運ばれやがて雲になる様を私には見せてくれますし、
「海を見下ろして」を聴けばあの夏の9号線から見下ろした海の波間にたゆたう海鳥を思い出させます。
2人との出会いとして先にあげた曲たちはどうしてかこの「Wavenir」へと繋がっているような気がしてならない。ツアーフライヤーの写真もどう見たって湖畔の風景ではないか。
と、ひとり何か勝手に運命めいたものを感じつつそれを思い上がりとして終えるのでなくお越しいただく方々の素敵な一日として成るよう準備して参りたいと思います。
当店の決して広いとは言えない空間で小さくも濃密なライヴをどうぞご体感ください。
ご予約お待ちしております。