湖畔人です。

先日、元、推し政党の情報通の方が、アメリカのキリスト教シオニストの発生がロスチャイルドにより仕組まれたものだったと何かのインタビューで指摘されていて、それは、とても鋭い指摘だけど、同時に実に頭が痛い問題だよなと思ったので、今日はアメリカのキリスト教シオニストについて少し語ってみたいと思います。

そもそもハマスがテロを起こし、イスラエルのコンサートに集いし一般人を攻撃、惨殺し、それへの報復としてイスラエル軍がハマス討伐の名目でパレスチナに軍事侵攻をし、その結果、3.6万人とか、それ以上の人々が亡くなる事態になっており、世界中から"この殺戮はやり過ぎ、ジェノサイドだ!"と非難が起きていますが、イスラエル軍はパレスチナ人の殺戮を止める気はなさそうですね。

多くのUSの主要大学が反イスラエル、親パレスチナの態度をとる中、大統領選への影響を懸念するバイデン政権も武器輸出を停止すると言ったり、ラファ攻撃を控えるようにと指摘をするも、一向にイスラエル軍の攻撃がやむ気配はありません。

何故か?それはイスラエル側も、アメリカの政治家達がイスラエルを止める事は出来ないと知っているからです。

何故なら、そもそも在米最強のロビイストは在米のユダヤ人グループであり、彼らは皆イスラエルの攻撃を支持しており、そこからお金を貰っているバイデン自身も両党の多くの政治家達も一般人の支持がどうであれ、イスラエル支持なのです。

それどころか、ユダヤ人だけではなく、熱心なアメリカのキリスト教徒にも、ユダヤ人同様、イスラエルに神の国が樹立し、そこに救世主の降臨がある、と信じてやまない多数のクリスチャンがいるからです。

彼らの多くは共和党支持であり、トランプさんも彼らから多くの支持を得ています。だから、共和党の議員の多くがイスラエルへの武器輸出の再開をバイデンに要求したのです。

でも今回のハマスのテロですが、そもそも論を言うと、ハマスと言う存在自体が、パレスチナのPLOのアラファトと言う大政治家を抑え込むためにブレーキ役として生み出された、ネタニヤフ達シオニスト達とアメリカのネオコン達が資金支援して強大化したパレスチナのテロ組織なのです。

なのでハマスとイスラエルとアメリカのネオコンは裏で繋がっており、グルであり、今回のテロ事件も以前から計画がイスラエル側にも事前共有されていたことが最近イスラエル政権内部からのリーク情報で判明しましたね。

パレスチナ攻撃の口実を得るために、イスラエルは、あえてハマスを本来なら猫一匹も通せない程厳重なイスラエルの防護壁を破らせて、領内に入れさせ、殺戮を許したのです。要は芝居、偽旗作戦なのです。その芝居を理由に4万近いパレスチナ人が殺され続けているのです。真珠湾の時と一緒です。

何故そんな事をするのか?それは、彼ら、ユダヤの教えの実現の為、イスラエルの悲願の実現の為です。世界政府の首都としてのイスラエルに救世主を迎える為、イスラエルのユダヤ人による完全支配が必要と考えているからです。なのでパレスチナ人は邪魔なのです。そしてそれは、アメリカのキリスト者の多数を占める福音派など一部のキリスト者達にも共有されている願いであって、この無残な殺戮をアメリカが傍観している理由なのです。

でもこの殺戮、一体ホロコーストとどこが違うんだ?って話なのです。自分たちの願望達成の為にこんな大量殺戮許されんのか?って話なのです。当然、許されるものではありません。

本来、キリストを殺したのは当時のユダヤ教の主流派の方々でした。彼らがあること無い事言ってローマ軍にイエスを罪人として突き出し、十字架につけさせ殺させたのです。だから本来であればキリスト教徒にとってユダヤ人は憎っくき敵であるはずなのに、アメリカのキリスト教徒達の多くはイスラエル支持です。一方、ユダヤ教徒はキリストを今でも救世主とは認めていません。なので、キリストへのリスペクトは皆無だし、でも今でもその2グループ間では期待する救世主は違う存在なはずなのに、イスラエルとアメリカのキリスト教徒はユダヤ人によるイスラエル完全支配を共に望んでいるのです。

何故か?

それは、アメリカの多くのキリスト教徒達が思想的にそう洗脳されて来たからです。

そもそも聖書に注釈など入れるのは不敬であり、すべきでは無い事のようですが、それをした人物がいます。アメリカのスコフィールドと言う神学者です。そのスコフィールドが編み出した注釈付き聖書が広がり、ディスペンセーション主義と言う考え方も広まりました。その中で、イスラエルに神の国が作られ、そこにキリストの再臨があり、多くの信者が天国に連れていかれ、天国に一時避難する、とされた為、アメリカのキリスト教徒達の多くはイスラエルのユダヤ人による完全支配を望んでいるのです。

ディスペンセーション主義によると、旧約の時代から神は人類に対し、7つのプロセスを踏ませており、今は7段階目にあり、最終的には、再建された神の国イスラエルが出来ると、そこに再誕のキリストが現れ、敬虔なキリスト者達を安全な場所へと隔離し(携挙)、その後世界を艱難や戦争が襲い、荒廃した世界に、キリストと敬虔な信者達が共に降り立ち、そこから千年大国が始まる、と言うビジョンをどうも持っているようです。またその救いの対象の中にはユダヤ人達も含まれているようなのです。この段階説がディスペンセーション主義と呼ばれており、福音派もその考えを採用しており、アメリカのキリスト教の主流的な考え方になってしまっているようなのです。

この思想により、キリストを殺したはずのユダヤ人達も、まるでキリストとその父である神により祝福されている選ばれた民族と言う事になり、キリスト者達は、ただ救いを求めて天を仰ぎ携挙を期待し(選民として隔離される事)、ユダヤ人達が陰謀する金融とメディアと医療支配による世界政府樹立と世界支配の計画に対し全く無防備となり、無防備どころかむしろ応援する側にまわり、結果、ユダヤ人達によるパレスチナ人の大量殺戮を、神の国イスラエルが再興される過程=キリストの再臨待ち、と言う風に見る事になり、多くのアメリカ人キリスト教徒達が、この大量殺戮を傍観する、と言う異常な事態が出現してしまっています。これは異常な、恥ずべき事態ですね。

そもそもこのディスペンセーション主義を始めたのは、イエズス会にいたユダヤ人、マヌエル∙ラクンザで、18世紀のスペイン人です。彼がスペイン語で書いた著書が"栄光と威厳の中でのメシアの来臨"と言う書物で、それを後日英語に翻訳したのがスコットランド人のエドワード∙アーヴィングでして、それを後日拡散したのが、アイルランド人のジョン∙ネルソン∙ダービーと言う人物、と言われています。ダービーは、スコットランドの女性オカルティスト、マーガレット∙マクドナルドが見たと言う"携挙"のイメージを教義として取り入れ、ディスペンセーション主義で言う"患難前携挙説"を体系化し、それを広めます。その拡散にはロスチャイルド家が資金的に援助をしたと言われています。ダービーはロスチャイルド家が作ったイルミナティのメンバーの一人だったようで、彼もまたサタニストの一人のようです。

そして、そのダービーが体系化したディスペンセーション主義をアメリカにおいて拡散したのがサイラス スコフィールドという神学者で、彼もまた、ロスチャイルド家の在米エージェントでもあり、日露戦争で日本に融資をした事で有名なシフ家から資金援助を得てその新しい考え、キリスト教シオニズムの拡散に成功し、今多くの福音派の信者達がイスラエルの暴挙を支持する下地を作りました。

アメリカの多くのキリスト教徒もまんまと悪魔の掌で転がされているのです。

と言う事で、これは由々しき事態と言えます。

トランプさんには頑張ってアメリカを取り戻してはもらいたいですが、この支持層に関し、将来私がトランプさんを批判する側に回る可能性が相当高いです。

では。

湖畔人